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ハイキング・御荷鉾連山
峯川 正行

山行日 2014年7月12日~13日
メンバー (L)峯川、藤井、前野(立)、勝部、広瀬

 あきらさんと4月に西御荷鉾山に行った際に、とてもいい山だなあと思いました。そして、あきらさんの影響なのか山登りをはじめて10年目でようやく西上州のなんとも言えない静寂さに良さを感じ、のんびり歩いて、BBQをする山行を企画した次第です。
 本来は前夜発で、スーパー林道からではなく法久集落から時間をかけて御荷鉾連山を歩く予定でしたが、台風の影響で12日早朝、藤井さんと荻窪駅で合流し、前野さんと万場宿で合流して西御荷鉾山登山口駐車場に向けて一気に高度を稼ぎます。勝部さんと広瀬さんは後ほど西御荷鉾山山頂で12時頃集合という予定で、我々3名は前野車に乗車して投石峠に移動しました。あまり駐車スペースはないのですが、なんとか駐車して、あとで回収することとしてデポしておきます。
東御荷鉾山直下の歴史のある常夜灯  投石峠は西御荷鉾山、東御荷鉾山のちょうど中間点の鞍部となります。まずは東御荷鉾山を登ります。林道を東方面に少し進むと、東御荷鉾山の取付があり、稜線に向けて登っていきます。樹林帯を黙々と進んでいき、45分くらいで東御荷鉾山山頂に着いてしまいました。あまり広くなく展望もない、なんとも寂しい山頂でした。ここにも不動明王様が鎮座しておりました。本来歩く予定だった法久集落からの東側からのルートに進んでみると、どうもこちらが表参道のようで、立派な常夜灯が2基あり、その横もかつて登拝の際に儀式を行ったのではないかというスペースがありました。冬枯れの時期に是非この法久集落からのルートを歩いてみたいものです。
 東御荷鉾山の渋さを感じながら、そそくさと投石峠に向けて下山です。前野さんの車の前に、だれも駐車していないことを確認して、今度は西御荷鉾山を目指します。
 ルートはとても歩きやすく、数人の登山者とすれ違い、お話を少ししたりして50分くらいで見覚えのある手作りの青トタンの指導標が見えてきました。樹木の茂り方で4月に来た際と全く景色が違います。下仁田側の不動明王様にご挨拶をして、展望が素晴らしい山頂へ進みます。本来はここで広瀬さん、勝部さんと合流予定だったのですが、登っている最中に広瀬さんから、「勝部さんが気持ち悪くて歩けない!」というメールがあり、駐車場で待っているとのこと。

ニッコウキスゲが少しだけ咲いている山頂神流川側をむく立派な不動明王様

下山口に勝部さんが鎮座しておりました!  山頂にはニッコウキスゲが少し咲き始めていました。来週には南側の斜面にニッコウキスゲが咲くのでしょうか。
 木陰でしばし休憩して、勝部さん、広瀬さんが待つ駐車場へ下山です。登山口に近づくと誰かがどかっと座ってます。明らかに勝部さんでした。車で林道を上がってくる際に車酔い?酒酔い?したようで歩けなくなってしまったようです。でも元気そうで何よりでした。
 メンバーが下山後に全員集合したので今回の山行の核心へ進みます。まずは、すぐ下のみかぼ高原荘のお風呂に立ち寄り軽く汗を流します。はじめて行きましたがこぢんまりしていて、景色もよく、また使いたいお風呂でした。
 一旦、万場におり、駐車場横の小さなスーパーで簡単に食材を購入して持倉方面に進みます。今回のキャンプ場はようらくキャンプ場というところで、主に渓流釣りの方がキャンプされるようです。
 以前、下見した際に、焚火はもちろんでき、全然混んでなく、広い空間を好きに使えて、かわいいバンガローもあり、これは三峰メンバーからも文句がないのでは? と思いました。オートキャンプ場のような無理矢理感のあるキャンプ場ではないのでとてもよいです。そして標高も高いので涼しいです。
 その後は私と前野さんはBBQの準備を黙々として、勝部さん、広瀬さんは焚火の準備に大奔走。藤井さんはダンディに椅子にもたれております。焚火も盛大となり、とても気持ちのよい夜を過ごすことができました。途中から、管理棟のワンちゃんも番犬SPとして一晩中警護にあたってくれました。
 翌日は早々に道具を片付けて、天空の里と呼ばれる持倉集落まで足を伸ばしてみました。紅葉の時期に、持倉を起点として御僧尾根から赤久縄山を巡る周回ルートを歩いてみたいです。もちろん下山後は今回のキャンプ場を使う予定。
 朝の10時から浜平温泉・しおじの湯に向かい下仁田経由で帰京となりました。午前中解散だと高速も混んでいないので、スムーズに帰京できるこの山行スタイルは最近いいものだなあと思うようになりました。また、今後も西上州通いが続きそうです。

のんびり感のある、ようらくキャンプ場貸し切りのようらくキャンプ場で乾杯!

〈コースタイム〉
西御荷鉾山中央登山口駐車場(8:50) → 投石峠(9:00) → 東御荷鉾山(10:00~20) → 投石峠(11:00) → 西御荷鉾山(11:50~12:15) → 西御荷鉾山中央登山口(12:40)


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