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ハイキング・高尾~小仏峠
小堀 憲夫

山行日 2014年6月15日
メンバー (L)箭内、澁谷、天城、西尾、川崎、峯川、大田、小堀

 今回の例会は、相模湖畔の新築森田邸訪問が主目的のハイキングと聞き、田舎暮らしに憧れる身としては興味しんしん。久々の例会参加にも丁度よいと思い参加させていただいた。もう一つ、20年ほど前、三峰に入会した際(今回勘定してみてもうそんなに経ったのかとびっくり!)入会窓口係で、可愛いらしい便箋で返事をくれた澁谷さんと、何と入会以来初の山行!という私にとっては嬉しいおまけ付き。
 9時に高尾駅集合。到着すると私以外は全員到着していた。これまた久々ご一緒の川崎さんと昔の三峰の思い出話などに花を咲かせながらバスに揺られて裏高尾日影沢登山口に到着。
 しばらく林道を歩き、沢を渡る登山道入り口を少し行き過ぎて戻ったりしたが、後は順調。途中、峯川くん持参のラジオでスポーツ中継を聴いたりしてペチャクチャ楽しくお喋りしながらテクテク。ほどなく小仏峠に到着。お昼をいただきながら一服していると、どこからか、
 「モートー!」
純子さんが登りながら集めてきた柴を大量に背負って迎えに来てくれた。あれっ? 日本昔話では柴刈りはオジイサンの仕事じゃなかったっけ? 純子さん偉い! 小屋で冷えた泡麦ジュースを頂いたりして、しばし歓談。
 下りも当然ペチャクチャ楽しくお喋り。民家が見え始めて、しばらく降りると純子さんが向こうを指さし、
「あの屋根が我が家よ!」
なるほど、片側が切れている特徴のある屋根で、遠くからも分かりやすい。半分家、半分畑ののどかな田園風景の中をホカホカ歩いて行くと、大きなけやきの木のある神社の社の前でご主人の温さんがたばこをくゆらせながら待っていてくれた。
 森田邸は、庭に菜園のある日当たりの良い素敵な平屋だった。玄関を入ると風通しの良いリビングと少し高くなった畳の小部屋が左右に配置され、奥にキッチンが続く。さらにその奥に私室やお風呂がゆったりと配置されていた。
 今回は、参加条件として箭内リーダーの提案で各自一品自慢料理と酒を持参。それに加え、森田家からは採れたて新鮮野菜をふんだんに使ったご馳走が供され宴は始まった。ご自慢料理はどれも美味しかったけれど、やはりお土産にも頂いた新鮮野菜と大田さんが作ってきた砂肝の煮しめが個人的には印象に残っているにゃあ(早速マイメニューに登録!)。また、夢のように楽しかったその宴での有意義で実りあるお喋りの内容は、個人情報に触れる点が多いため、残念ながらここでは報告できましぇん! 悪しからず。
 急に股間をつかまれ揺り起こされた。
「おい、コボ帰るぞ!」
リーダーの声。気がつくと前出の畳の小部屋で大股を広げて寝ていた。バス停までご夫婦に送られ、森田家の温かい気に包まれて帰路についたのだった。


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