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ハイキング・赤倉山
平野 沙織

山行日 2015年6月7日
メンバー (L)峯川、平野、西尾、渡辺(靖)

 駒込駅に21:30集合し、間藤駅にて仮眠。待合室も暖かく、トイレも近く快適な場所だった。
 車を走らせ足尾町深沢を抜け林道に入るととんでもないガタガタ道が現れる。さらに行く手を阻む折れた枝を、何度となく車を降りては路肩に投げるを繰り返し。その度に車を降りてくれるリーダーに感謝ばかり。そんな道を進むこと15分ほどで空地に到着。準備を整える。
 登山道入り口で渡渉をし、最初が少しわかりづらかったがすぐに立派な登山道に入った。朝日に照らされ新緑が輝く登山道を50分ほど歩くと一ノ茶屋跡(深沢雨量観測所)に着いた。立派な石垣の上には今にも崩れそうな灯篭を横目で眺めながら先に進む。
 渡渉点にくると道が崩落していたので左上部を撒いていったが、そのまま進むと違う沢に入ってしまうので要注意。沢に下る踏み跡があるので、それに従い渡渉して対岸に進むのが正解だった。対岸に渡り笹薮を歩くとすぐに登山道を見つけることができた。茶屋跡から1時間ほどで左手の笹原の中に深沢神社の小さな石碑が立っていた。何と刻まれているのかは読み取れなかったが他の登山者の記録から「大正十五年三月 正一位深沢神社 御嶽山 義仙行者」と彫り刻まれているそうだ。

かつては多くの人が立ち寄った一ノ茶屋跡石碑の解読を試みる

 ここから赤倉山支尾根に登って行く。この時期はシロヤシオやヤマツツジが咲いていると聞き心躍らせたが、今年は時期が遅かったようで、数えるほどしか咲いていない。遠くで数本ヤマツツジが咲いているというくらい。うーん、残念。花は諦め、新緑と笹薮の道を楽しむことにした。たまに現れる鹿もぴょんぴょん跳ねて目を楽しませてくれた。
 石碑から1時間ほど尾根を登ると1446mからの尾根との分岐に着く。舵を南西方面に伸びる尾根へと進む。緩く広がった笹原の中をカサカサと鳴らしながら進むと30分ほどで赤倉山山頂に到着。ここが山頂?と思うくらいうっそうとした山頂だが、山名板を確認し、山頂に着いたことを実感し一休みとした。

気持ちのいい新緑と笹藪なんとも期待はずれな赤倉山山頂

七曲りを下りきった先の朽ちた橋  赤倉山からの下山は、北方面へと進み、1446mから1514mのピークを踏んでいき、最後の登り返しを一息で登ると、山頂から1時間ほどで林道にぶつかった。林道をしばらく歩いていると登ってきた支尾根がよく見えた。30分ほど歩くと七曲り分岐に着いた。西に降りていることを確認し、七曲りへと入っていた。七曲りというくらいだから曲がり角が七つなのかなと言いながら数えて進むと、本当に曲がり角は七つだった。なるほど。七曲りから渡渉をすると深沢神社跡に着いた。ここから往路を戻っていった。
 下山後はかじか荘の素敵な露天風呂で汗を流し、足尾にある「ホルモン末広」で締めの夕食。このお店はあっこさん達が見つけたお店で、90歳になるお母さんが切り盛りしていた。この日は大盛況だったようで、メニューはホルモンミックスしか受け付けてもらえなかったが、これがなんと美味!!追加オーダーまでして、お腹いっぱいホルモンを堪能してきた。ホルモン付山行、また行きたいな~。

これが美味なるホルモンミックス!またホルモン末広に来るぞ!

〈コースタイム〉
深沢林道終点(6:00) → 雨量観測所/一ノ茶屋跡(6:50~7:00) → 三ノ茶屋跡/深沢神社跡(8:15~25) → 主稜線合流(9:00) → 赤倉山(9:25~50) → 林道合流(10:50) → 七曲分岐(11:25) → 三ノ茶屋跡/深沢神社跡(11:50) → 雨量観測所/一ノ茶屋跡(12:30~40) → 深沢林道終点(13:30)


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