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沢登り・恋ノ岐川
永岡 恵二

山行日 2015年8月28日~30日
メンバー (L)永岡、荻原、深谷、内田、杉本

【8月28日】
焚火を囲んで、いつも通り宴会!!  恋ノ岐橋に到着し、準備が完了したら、下山口の鷹ノ巣登山口に車を1台デポしに出発。ちあきさんが来なかったら、自転車をデポしようと思っていたが、自転車ではアップダウンが多く、距離も長く、遡行前にへとへとになるところだった。鷹ノ巣はアブが多く、乗換する間だけで、車に、大変な数のアブが入ってきてしまった。沢でアブの襲撃にあったことがなく、これからの遡行が不安になった。
 恋ノ岐橋に戻り、遡行開始。恋ノ岐というくらいだから、デート遡行の感覚。今回美女が3人参加。恋が芽生えるか(笑)
 天気は快晴。厳しいところはなく、川原、ナメ滝、直登できる小滝、途中岩魚釣りをしたりして、進む。予定の幕場はオホコ沢の出合だったが、途中いい幕場があったので、恐らくオホコ沢まであと30分くらいだろうと思い、そこで幕。
 いつも通り、焚火をして、宴会スタート。天気予報では明日は雨だったが、夜から雨が降ってきて、宴会を切り上げた。

【8月29日】
ヌルヌルの垂直壁  朝からやはり雨。しかし、それほど増水はしていなかったが、少し濁っていた。
 幕場から30分くらいでオホコ沢と思っていたが、2時間半くらいかかってしまった。事前情報通り、オホコ沢を越えると岩魚が走り出した。竿を出したい気持ちを抑えながら、小滝をどんどん登って進んで行った。前日より少し難易度があがったのか、多少お助けを出したりした。途中、左岸はヌルヌルの岩壁、右岸が竹やぶで泥つきの垂直壁があり、行く手を阻んだ。右岸を荻原さんが登ってロープを出して、残りは右岸を登った。ここが今回の核心だった。
 釣りの方は、テンカラの自分は全く釣れないが、餌釣りの荻原さんはほぼ入れ食い状態。型も結構よかった。
 遡行は意外と長く時間がかかってしまった。最後まで詰めると時間がかかりそうだったため、少し手前の左の沢を詰めることにした。根曲がり竹の藪こぎとなり、登山道にでるころには薄暗くなり、久々の沢登りのお杉はヘロヘロ状態だった。比較的元気な残りメンバーで先に幕場に行ってテントを張ることにした。幕場は快適な板の間だったが、水が近くになく、少し離れたところに荻原さん、ウッチーで取りに行ってもらい、その間に千明さんと自分とでテントを張った。お杉が幕場に着いたころは真っ暗な状況だった。

【8月30日】
 3日目、下山の日。下山前に平ヶ岳に登頂。道中は晴れ間もあり、見晴らしもよかった。平ヶ岳山頂は展望台から少し藪の中に入ったところで見晴らしはなかった。山頂に着いたころは、雲が出て見晴らしはイマイチだった。幕場に戻り、下山開始。途中雨が降り木道で何度か滑りながら、下山。
 思った以上に長い山行となり、かなりヘロヘロとなった。とても恋が芽生えるような山行ではなかった・・・。

平ヶ岳山頂
〈コースタイム〉
【8月28日】 恋ノ岐橋(8:30) → 幕場(15:00)
【8月29日】 幕場(7:00) → オホコ沢出合(9:20) → 登山道(18:20) → 姫の池テント場(18:30)
【8月30日】 幕場(6:45) → 平ヶ岳(7:05) → 幕場(7:30) → 鷹ノ巣登山口(13:10)

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