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沢登り・小坂志川本流
内藤 美智子

山行日 2015年8月9日
メンバー (L)内藤、天内、森田(純)、小松

 五日市駅9時発数馬行きのバスに乗れるように集合。6:48着のホリデー快速だとトイレに行く暇もないので1本早い電車で五日市駅に行く。すでにバス乗り場にはかなりの人数が並んでいる。その中に森田さんもいた。
 ホリデー快速で天内さんと小松さんが到着。バスの乗り場は長蛇の列になる。バスが3台出るというが、座れなくてもいいからと1台目に回してもらう。乗務員の割り振りが下手で1台目がガラガラだったので座ることができた。登山者もいるがそれより川遊びやキャンプの人が多く、いつもよりあちこちの停留所で止まり、笹平まで30分はかかった。
 笹平のバス停からから小坂志林道を歩く。林道の途中にロープが張ってあったが、外れるようになっているのか車が入ってきていた。約1時間で小坂志林道終点。ここにも遊漁券を提示した車が1台止まっていた。ここで身支度を整える。
 橋を渡って左岸の踏み跡から沢に下りる。最初はのどかな小川の風情。10分ほどで最初の滝3m。
最初の3m滝は左から登る  以前来たときよりずっと水量が少ない。あのときは7月初めで梅雨の最中だったからか。この沢は梅雨時や台風直後の方が楽しめるかも。
 トウノ木沢、キットウ谷沢を見送り、最初のゴルジュとなる。ゴルジュの中に流木がたまって小滝を埋めている。水も以前より濁っている気がする。小滝の釜は深いところもあり、小松さんはわざと深いところを選んで入っていく。
 幅の狭い第2のゴルジュは、以前はもっと深くて水流も強く、へつって突破したところ。今回は普通にジャブジャブ歩いて行くだけ。川原にも倒木流木が多い。
 釜のある2m滝。前回は釜に入るのを嫌って右から巻いて手間取った。巻くなら左らしいが、今回は巻かずに釜に入る。深さは腰くらいだった。
6m樋状滝を登る  約2時間で二俣、右俣に進む。二俣から先はますます倒木が多くなる。6m樋状滝はこの沢では1番高さがあり、難しい滝とか。が、ロープなしで全員クリア。続く6m多段滝は傾斜が緩く問題なく登れる。最後の滝3mは右壁を登る。最後の滝を過ぎてもまだ水流があり、ツメまではまだ距離がある。
 倒木が沢を埋め尽くしているところがあり、右岸を巻く。沢に戻り、水が枯れた沢をしばらく登ると二俣状になった。地形的に本流は右かと思えたが、倒木が多く歩きにくそうなので左に入る。こちらは急だがすっきりしていた。
 少し登ると右に踏み跡があり、沢から離れ小尾根を登る。急だったが薮がないのは救いだった。15分ほど登って連行峰と醍醐丸の間の縦走路に出た。ここで靴をはき替え、和田バス停に下山した。
 9年ぶりに訪れた小坂志川本流、前回より水量が少なかったという点を差し引いても楽しさ半減という気がする。流木倒木が増えて、この沢の特長である狭いゴルジュを埋めてしまっていたのが残念だった。

〈コースタイム〉
笹平バス停(9:35) → 小坂志林道終点(10:35~11:10) → 二俣(13:25~35) → 最後の滝3m(14:10) → 登山道(15:20~50) → 和田バス停(16:50)


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