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ハイキング・女峰山
平野 沙織

山行日 2015年8月8日~9日
メンバー (L)平野、峯川、成田、有馬

 初めてのリーダー山行を出してみようということで、そんなに難しくなくゆっくり1泊2日で行ける山を探していたら女峰山の稜線歩きが気持ち良さそうなので選んでみました。

【8月8日】
今宵の水が取れたなり~  前夜22時駒込駅集合し仮眠を取り、梵字飯場跡に車を止めた。その先も林道は続いているが、最新の高原地図を見るとその先は駐車場マークがないので、念のため梵字飯場跡から歩くことにした。途中太郎山の分岐を過ぎると1時間ほどで志津乗越についた。そこら中に「駐車禁止」の看板があったが、多くの車が停まっていた。休憩を取っていると男体山から女性が降りてきた。挨拶をすると、頂上で御来光を見てきたとのこと。男体山は年に一週間だけ登拝講社大祭期間があり、夜間登山ができ御来光がみられるそう。夜景を見ながらの夜間登山も面白そうで良い情報を頂いた。志津乗越からさらに林道を進む。50分ほど歩くと林道右手に沢に降りる道が現れる。一気に沢に降り渡渉すると馬立についた。そこからどんどん高度を稼いでいく。今回のメンバーは健脚揃いでどんどん進む。あっという間に「女峰山の冷水」に着いた。真夏にも関わらず名前の通りとっても冷たくて美味しかった。今夜の宴会用にプラティパスに鍋にと汲んで唐沢避難小屋を目指した。小屋は中もテーブルが2台あり立派な造りだった。思っていた以上に早く着いてしまったので、各々自由時間。外で宴会したり、昼寝したりした。寒くなってきたので小屋に入り、また宴会。小屋は私たちだけだったので、広々と荷物を広げ就寝。

【8月9日】
清々しい朝日と雲海の中で  昨晩よく寝られた唐沢避難小屋を後にし、落石を起こしそうなガレ場を一登りすると女峰山の山頂に着いた。清々しい朝日と雲海がとても幻想的な景色を見せてくれた。静かな山頂でしばし見とれていた。これから進む稜線も良く見える。今日は気持ちよく歩けそうだ。ピークと鞍部が繰り返し出てくるがどれも1時間スパンで歩けるので、休憩もタイミングよく取りやすかった。雲海に浮かぶ稜線を快適に歩くことができた。あっという間に大真名子山に到着し一本取って一気に下山を開始。途中の鎖場には修験道の後が垣間見られる鉄の札がぶら下がっていた。女峰山にも大真名子山にも神社があり、信仰の山ということがよくわかった。下山後は林道をショートカットしつつ駐車場まで到着。帰りは光徳牧場プリンスホテルの温泉で一汗流し、美味しいソフトクリームを食べて帰路に着いた。
 のんびりだらだら山行にお付き合い頂いたみなさま、有難うございました!

〈コースタイム〉
【8月8日】 梵字飯場跡(7:30) → 志津乗越(8:40~9:10) → 馬立(10:30) → 唐沢避難小屋(12:00)
【8月9日】 唐沢避難小屋(5:00) → 女峰山(5:00~5:50) → 帝釈山(6:20) → 小真名子山(8:15) → 大真名子山(9:50) → 志津乗越(11:25) → 梵字飯場跡(12:40)

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