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集中山行・南会津 その1 実川硫黄沢
永岡 恵二

山行日 2015年10月10日~11日
メンバー (L)永岡、小芝、別所、大田、飯塚、権、他2名

【10月10日】
 前日三澤さんのまるみ山荘で韓国隊と合流した。まるみ山荘までの道中の気温は6度ととてつもなく寒いため、今回の日韓交流山行で沢登りを希望していた韓国隊も「本当に行くんですか?」とかなり後ろ向きだったが、朝は快晴でちょっとテンションが上がっていた。とはいえ、寒い。
 まるみ山荘から車3台で七入に到着。三澤さんは送迎のみで日本隊5名、韓国隊3名で9:00に入渓した。
寒さの中、滝の横を進む  特にむつかしいところもないが、寒いのでとにかく水に入らないように注意しながら進んでいった。途中滝がいくつかあったが、当然皆直登するものはおらず、滝の横を上り、淵はへつって進んだ。
 11:30、初めて登れない滝が出現。ここは左岸の泥付きを高巻くポイントだ。今年の夏に入渓したCさんからいやらしくてKGでは無理と言われた場所だ。安全をとって、三峰一いい男にリードしてもらうことにした。さすがはいい男、特段問題なく登ってしまった。しかし、下から上の状況は分からず、2番手に自分が登って後続を中継した。上部はつるつるの泥付きで、韓国隊はずいぶん苦労していたが、13:45、何とか全員登り終えた。
 その直後は、夏ならぜひ中央突破したいような深いゴルジュが出現。当然寒いので、左岸を行った。一部苦労した人もいたが、全員無事に突破。
 ゴルジュを越えるとなめこが出現。今宵の食材をGET。14:40、よさそうな幕場を発見。今宵の宴会場が確定した。韓国隊は焚火がすっかり気に入ったようで、歌など歌い(歌わされ?)大盛り上がりな夜だった。

なめこ出現!!

【10月11日】
 予報通り、雨だったが、それほどでもないため、あまり気にせず出発。
 ここから先は、キノコロードだった。ナメコ、ムキタケ、ブナハリ、そして、サンゴハリタケ!キノコは大量に採れたが、雨で体がドンドン冷えてきてしまったため、一本とった。最後の詰めの車道まで800mほど手前のところで右から小さな沢が入りこんでいた。地形図を見ると、この小さな沢をちょっと詰めるとすぐに車道だったので、迷わず皆、最短ルートを詰めることにした。15分程度で車道に出た。
 車道に出て、雨の中、記念写真。しばらく歩くと後ろからバスが来たため、バスに乗った。11:20七入到着。

記念撮影パート1記念撮影パート2
〈コースタイム〉
【10月10日】 七入(9:00) → 蛇滝(10:45) → 泥付き(11:30) → B.P(14:50)
【10月11日】 B.P(8:30) → 二股手前(10:15) → 車道(10:40)

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