金曜日夜に土合駅に泊まり、土曜日は天候があまり良くなかったこともあり、朝ゆっくり出発した。
駐車場からすぐに入渓。既に今シーズン数回沢登りしている金子さんは一人さっさと進んで行ってしまった。肉離れのリハビリで参加した荻原さんとの差が広がってしまったため、急いで金子さんを追いかけ、ペースを落としてもらった。
30分ほどすると豪快な滑滝が現れた。ハナゲノ滝だ。こんな立派な滝なのに、変な名前を付けたものだ。
ハナゲノ滝を登って30分ほどで東黒沢との分岐に到着。滑の分岐だ。そこからしばらく滑滝が続く。フリクションがきくので、まったく問題ない。10:30に大滝に到着。右岸のルンゼを高巻いた。さらに進むと20m滑滝の先に大岩が出現。おにぎり型の大きな岩だ。誰かが自分の顔と比較して笑っていた。
その後も滑滝が続き、だんだん沢が細くなってくると、斜度がきつくなっていった。左上にジジ岩、ババ岩が見えた。ジジ岩と同じ程度の高さくらいまで登ったところに少し開けた場所があったので、そこで小休止した。そこからは急な斜度を登り、50分程度で山頂に到着した。
白毛門は今回が初登頂。朝の出発時はあまり天候が良くなかったが、遡行の時は天候に恵まれ、見晴らしもよく、素晴らしい登頂となった。しばらくのんびりして下山準備に取り掛かったところ、下山用の靴はもってきて、靴下を忘れていることに気付いた。結局下山用の靴を履かずに、沢靴で下山した。
下山後、駐車場近くでたき火宴会する予定だったが、成田さんは翌日テニスがあるとのことで、水上まで車で送って、電車で帰っていった。残った7名は風呂に入り、さっぱりした。1名を除いて、たき火宴会の気力がなくなったため、また土合の駅で宴会して、翌日帰ることにした。青木さん情報で、7月3日は谷川岳の山開きで、夜中の3時に土合駅に臨時電車が到着するとのことだったが、構わず土合駅で宴会して、そのまま眠りについたら、0時30分ごろに駅員にたたき起こされ、土合駅隣の駐車場に移動する羽目になってしまった。この時期の土合駅泊は要注意。