山行日　2016年11月11日～14日
メンバー　(L)権、三澤、荻原、吉田(貞)、青木、渡辺(靖)、別所、その他1名
岩組：小芝、佐藤、軽部、宮本、正林山岳会 (12日:8名)(13日:11名)

【11月11日】羽田から仁川空港へ
　本日の午後ソウル入りした我々は、権さんに弘大市場、清渓川の観光と東大門城郭公園からのソウル市内の俯瞰、北漢山塊の遠望を案内してもらいました。
　夕食は豚バラ肉専門店でマッコリを水代わりにのみながら、本場の焼肉をたらふく食べました。

【11月12日】北漢山(ブッカンサン)への縦走
　ソウル地下鉄3号線仏光(ブルガン)駅出口で三峰隊8人と正林隊3名が落合い、都会の中からの山行開始となった。
　開始早々岩盤状の急勾配の登行となり、呼吸も荒くなるが、権さんのコース・景色説明で一息つきながら登った。9時30分に535mの岩頭のピークで大休憩を取ったが、そこから北側の展望は広い空間の先に北漢山(836m)を含む岩山が連なり、スッキリとして奥深い景色があった。
　そこから岩頂を越えたり、城郭に沿って上下降したりして衛門という鞍部まで3時間強行き、白雲台ピークを目指したが急な岩場で鉄の手摺りに掴まっての登りが一列だけになっていたりして渋滞があり混み合った中での登頂となった。それでも何とかピークに達しそこで2時間も待ちわびていた正林の2名と合流した。

　我々の対岸、すぐそこに聳える仁寿峰(インスボン)をクライムしている岩組とは互いの頂上からコールし合おうと言う面白い提案を抱えていた。
　しかし頂上付近の5ピッチ目をクリアーしている情報ではあったが、我々から見える側には現れそうもないので、2時過ぎに下山を開始した。
　白雲山荘を通過し、仁寿峰の東面岩壁で我が同胞がクライムダウンしているのではないかと遠観しながら下山し4時にトソンサ登山口に着いた。
　北漢山は前回の山行では途中あまりにも混んだので、登行を中止して下山を余儀なくされた経緯があったくらいで、登山者の多さでギネス登録がされている非常に人気のソウル近郊の山である。コースはゴミが無く、すっきりしており、足の置く場所も明瞭だ。一方際どい岩場では腕力で登らなければならなかったりして、変化にとんだ登山となって楽しかった。
　さて、山を下りたら呑んで食うが楽しみである。今回は異国で現地人推薦による打ち上げ会が催された。

【11月13日】道峰山(ドボンサン)登山
　正林山岳会から12名三峰から11名が道峰山駅前の屋台通りに7:30過ぎに集合し出発した。通りには、呼び込み用にタコ、牡蠣、ホヤ等の生海産物海水ガラスケースが陳列されていて、登る前から一杯ひっかけたくなる雰囲気であった。
　一方他の通りにはThe North Face・Keen・Mont-Bell・Mountain Hardwear店等が店を張っていて山用品オタクとしては時間が許せば入りかった。道峰山への道のりは昨日の北漢山のそれに似て稜線に達したあとは急峻な岩場が現れ手摺りに頼った登り下りになって変化のある山登りになって面白かった。2時間半の登りで頂上展望台に着き、羨ましかったマッコリ呑み付き昼食を行ってもらった。

　と言うのは昨日の登山中、円座を組んで食事をしている人達の後ろに空マッコリが幾つも転がっている多数のグループ見たので、これはやりたい(韓国の山文化に沿わなければじゃなくて、タダ飲みたいだけ)と思った。
　岩場の手摺り登降がしばらく続いた後単調な登山道を下るようになった。
　韓国登山学校と書かれた施設の前を横切り13時過ぎに、登り開始地点に着いた。

　この後正林山岳会の11名は屋台通りで登頂祝賀会をすると言うことでお別れし、三峰の11人は招待を受け地下鉄で権さん宅に向かいました。
　権さんの奥さんのバラエティーに富んだ美味しい、韓国家庭料理をいただきました。ありがとうございました。
　食事会のあと、三澤さんと今日帰国する三日組7名と解散となった。

【11月14日】4日組3名
　南大門市場を権さんに案内して頂き、昼チャンジャン麺を食べて本日の観光を終了し帰国の途についた。
　権さんほんとうに有難うございました。