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山スキー・会津駒ヶ岳
永岡 恵二

山行日 2017年2月4日
メンバー (L)永岡、三澤、荻原、斎藤(吉)、和田

 山スキー講習第二弾。初回の1月はまるみ山荘で初日に座学と裏のソバ畑で冬山レスキューの復習、二日目はたかつえスキー場でゲレンデ滑降とシールを付けてミニツアーを行った。今回は前回に引き続いてわだっちが参加となった。初回の様子を見るとシール歩行も滑りも慣れれば全く問題ないレベルだった。
 登山口付近のテニスコート近くに駐車し、早々に用意し出発。登山口から一般登山道をシールで歩行。トレースもばっちりついている。永岡、荻原さん、もきちさん、わだっち、三澤さんの順で、なだらかな登山道をシールで歩く。わだっちを見ると遅れることなく、しっかり付いてきていた。20分くらいでちょっと急な斜面になると、わだっち、三澤さんが少し遅れだした。林道に出ると、ここから尾根にとりつくまでが急な登りだ。わだっちは多少遅れるが、問題なく尾根まで登ってきた。あとは比較的なだらかな斜面がずっと続く。1,300mくらいの地点で開けた場所で一本取った。快晴で気持ちが良い。
 少し歩くと7人パーティーが早速滑り出そうとしていた。ここまでしっかりトレースがあったので、ここからラッセルかと思ったが、まだトレースは続いていた。
 わだっち、三澤さんがずいぶん離れてしまったので、ここでわだっち、三澤さんと別れ、永岡、荻原さん、もきちさんの3名で山頂を目指した。思ったより風が強かった。駒の小屋付近のブッシュはすっかり雪に隠れていた。以前来たときは、ブッシュだらけだったので、今年は雪が多いのだろう。
 12:50に小屋に到着。13時にトランシーバーで三澤さんと定期連絡を取ることになっていたので、軽く一本とってこれから山頂を目指すことを告げたが、電波がつながらないようで、返事なし。そのまま山頂を目指した。小屋の手前付近からガスっていて見通しが悪い。たまにガスが抜けて見通しがきいた。
 小屋から一度コルを下って、山頂を目指すが、ほとんどガスの中で見通しが悪く、風も強い。山頂についてもすべて雪に埋まっているため、何もなかった。小屋に戻るのも途中にコルがあり、一気に滑れないので、シールのまま小屋に向かった。小屋に着いて、いよいよシールを外して、滑降開始。ブッシュもなく雪はしっかり締まっており、ゲレンデ状態。ブッシュ帯に入るとすぐにわだっち、三澤さんがいた。ここからは5人一緒だ。慣れないわだっちを三澤さんがしっかりサポートしてくれているので安心だ。離れないように、少しずつ揃って滑った。わだっちは慣れない山スキーでMPP(ももパンパン)。でも流石はわだっち。しっかり着いてくる。下の方になってくると、雪が重くなってくると、さすがのわだっちも、休憩を要求。少し休むとすぐに復帰。流石はわだっちである。  最後の尾根から沢に下る斜面が本日一番のパウダースノー。パフパフだ!そこが終わると、あとは行きのトレースに従って一気に登山口へ。
 今回、快晴の中、圧雪バーン、半モナカ、湿雪、パウダーといろいろな雪質が経験でき、いい講習になった。三峰山スキーメンバーにわだっちが加わったことは、大変喜ばしい。もともと体力はあるので、あとはシール歩行と悪雪での滑りの経験を増やすだけだ。

〈コースタイム〉
会津駒ヶ岳登山口(9:00) → 駒の小屋(12:50) → 山頂(13:15) → 駒の小屋(13:25) → 会津駒ヶ岳登山口(15:30)


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