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ハイキング・恩若峯~塩山桃源郷
高木 敦子

山行日 2017年4月1日
メンバー (L)鈴木(章)、飯塚、内田、深谷、紺野、高木、(長谷川)

 桜の名所として名高い勝沼ぶどう郷駅の甚六桜に見送られ、ピンク色に染まる桃源郷に下山して春爛漫のハイキングを楽しむ...はずだった。しかし、今年は花の開花が遅れて残念ながら花見には早かったけれど、桃源郷に咲く(?)鮮やかな大輪の花(?)のような桃の郷のマダムに出会い、思い出深い山行となった。
 勝沼ぶどう郷駅から、咲けば見事であろう桜並木を線路沿いに歩きだし、鉄橋を潜り青苔寺へと向かう。ここで猫の出迎えを受け、青苔寺の裏手から恩若峯に続く南西尾根に取付く。傾斜はそれ程強くないので順調に高度を上げて行く。この尾根は中央線に沿うように北東に伸びているので、甲府盆地が良く見渡せるが、天気はイマイチなので南アルプスなどは見えずちょっと残念だ。道はしっかりしているので、皆おしゃべりしながら進む。今回お試しで参加した長谷川さんも楽しそうにしゃべっている。(その後無事入会しました)黒一点の紺ちゃんは最後までこのかしましい女性群に囲まれ、終始笑顔であった。きっと家に帰ったらグッタリしたことだろう。
 おしゃべりと景色を堪能しながら進むと、恩若峯に到着、ここから進路を北に向け、咲けば素晴らしいであろう桃畑に向って下山し、まずは向久保日向薬師に到着。ここからは塩山名所廻りとなるが、花が咲いてないので滝本院はパス、大イトザクラ(枝垂れ桜)で有名な慈雲寺に向かうことにする。咲けば見事であろう枝垂れ桜を見学し、駅へと向かう道を聞いているリーダーを置いて、Y子が草餅の看板にひかれて産直売り場に入っていった。他の人も続いたが、草餅につられて入ったくせに、中々買おうとしないY子に痺れをきたした紺ちゃんが、皆に草餅を奢ってくれた。それからしばしお買い物タイムとなり、そこで出会ったのが件のマダムである。かつてはモデルであったであろうと思わせるマダムは節子さんといい、お茶や漬物を振舞ってくれたりと、明るくて楽しい人だ。もっとも性格はCHIさんに似ているようで、少々眩暈もしたが、これは後で判明。散々騒いでその場を去る時、食事なら知り合いのやっている駅前の夢の家を教えてもらった。

雪の残る恩若峯の頂上で。咲けば見事であろう慈雲寺の大イトザクラです。

 帰路塩山温泉で汗を流し、件のお店へ。やっぱりここはワインだよね、と言いながら名物のほうとう鍋も注文。CHIさんは早速店のオヤジさんに、節子さんに教えてもらったとアピール。なんとオヤジさん、節子さんにわざわざ電話連絡してくれて、節子さんよりワインまでご馳走になってしまった。それだけでなく店にまで駆けつけてくれて、CHIさんと大盛上り。ううっ、CHIさんが二人いるようだ(汗)。
 今回はピンクに染まった桃源郷は見られなかったけど、ピンクのW・CHIさんで大いに盛り上がった山行であった。

 PS.ほうとう鍋は美味しかったです。これはオススメですよ。

〈コースタイム〉
勝沼ぶどう郷駅(9:00) → 青苔寺取付き(9:30) → 604.2m三角点(9:55) → 塩山方面分岐(11:40) → 恩若峯(12:00) → 754P(12:50) → 水槽(13:00) → 向久保日向薬師(13:15) → 慈雲寺(13:45) → 塩山温泉 → 塩山駅


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