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ハイキング・博士山
鈴木 章子

山行日 2017年5月20日
メンバー (L)鈴木(章)、飯塚、平野、深谷、藤岡、+別所

 高木さんの例会、余興としての山行かな。私には、ただキャンプ場に行って、多少の山菜を取り、『騒いで・飲んで・食べて』のみは、肌に合わない。折角の休日、時間とお金を掛けるなら心に残る何かをしたい。その形としてなら山登りも楽しい思い出になる。

【5月20日】快晴
 前夜発、会津の三澤宅集合。仮眠をさせていただく。翌朝、山登り隊は早々に出発。登山口まで車で2時間弱。8時半到着だったが、日差しがもう痛い。
 途中の道路には『明日は博士山の開山日』の案内があり、広い駐車場もトイレもきれいに整備され気持ちのいい出発となった。
博士山登山口  日本唯一の山名?『博士山』。心は誘われるがアプローチが難点。しかし、今回は良い機会を与えてくれた仲間に感謝。下調べでは歴史も古く社峰には神社があったとのこと。登山コースは2つしかなく周遊が一般的。  登りは、道(どう)海(かい)和尚があまりにも急登で泣きながら登ったと言われる『道海泣尾根』から。確かに細くて急な尾根だが、岩稜帯を想像していた私にはチョット・・・
道海泣尾根  ロープはついているが、木の根を握りしめ一歩々這い上がる。高度をグングン上げる急登は荷物が軽い時は気持ちがいい。キツイ登りもシャクナゲ洞門を過ぎると、間もなくアスナロの巨木が2本ある主尾根に着いた。左へ行くと博士山、右は下山コース。道はゆったりとした尾根に変わり、数人の下山途中の人とすれ違うが、若い人はいない。そんな山なのかな?社峰を過ぎるあたりから残雪もチラホラ。歩くには全く問題はなく各自のペースで山頂を目指す。先に山頂に着いた飯塚さんが何か大声で叫んでいる。聞き取れないまま山頂に着くと何と!別所さんがいる。郡山から一人で参加、相変わらずのパワーに圧倒。

アスナロの巨木が2本ある主尾根懐かしい山々

 山頂は広くはないが一等三角点があり、好天も重なり展望が素晴らしい。懐かしい山々が連なっている。20分ほど休み、再びアスナロの巨木まで戻る。そのまま標識のある尾根に向かう一本道なので迷うことはなかった。『道海泣尾根』ほどではないが、こちらも結構斜度はある。足元と景色に目をやりながら各自のスピードで下山。分岐から1時間半で登山口。車を回収して今夜のBBQ会場である昭和村キャンプ場に向かった。

残雪の中を進みます博士山山頂で別所さんと記念写真

 本日は夏日だったが山頂の風は爽やか、山々は春爛漫。贅沢な一日を過ごすことができた。

〈コースタイム〉
登山口(9:30) → 道海泣尾根 → シャクナゲ洞門(10:40) → 尾根分岐(10:55) → 社峰(11:30) → 山頂(11:50~12:10) → 社峰(12:50) → 尾根分岐(12:55) → 近洞寺跡(13:15) → 博士山登山口(14:40)


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