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ハイキング・大屯山(台湾)
浅野 敏郎

山行日 2018年4月13日
メンバー (L)浅野、会員外2名

 昨年4月に17年間勤務した広島から横浜に戻って来ました。「岩つばめ」は230号から持っているので、昭和51年の秋に入会したのだと思う。当時山行を一緒にした会員もすでに65歳から70歳代後半となり、三峰の歴史の長さを感じさせる。私も今月で古希を迎える。野田さんのご助言で、高尾山から再開してはということで、高尾山、景信山、高水三山、御岳山など奥多摩のハイキングで足の衰えを確認し、今回ご報告する大屯山(台湾)ハイキングに至っている。
 大屯山(だいとんざん)は台北郊外にある陽明山国家公園の中にある。午前中に成田を出発し、夕方、新北投(シンベイトウ)の温泉旅館に到着した。新北投は日本が統治していた時代に開発された温泉地で、多くの温泉旅館がある。到着したときは、小雨が降ってきて蒸し暑く、梅雨のような天気だった。夜は中華料理を堪能してから、ホテルの各部屋に温泉風呂があって旅の疲れを癒した。
 2日目、ホテルからタクシー30分ほどで清天宮登山口(465m)に着いた。石段の快適な道を1時間ほど登り、面天坪という分岐点に着く。途中の道の両側には別荘のような家があった。我々は面天坪から西峰に向かった。登り詰めると大屯西峰(985m)に着く。次の南峰を見るとかなり下ってから登りになっている。下りだすと案の定、ロープだらけの急坂が続き、とても疲れる。下りが終わると次は登りでこれもロープだらけの急坂で、やっと大屯南峰(959m)に着いた。見晴は大変良く、大屯主峰(1,092m)も良く見えるが、かなり下ってから登りになるようだ。下り終えたところは、大屯坪というところで、軽装の観光客がいた。大屯主峰は東側からは頂上まで車道がついている。大屯坪から主峰までは整備された道が続いているが、登りかけてすぐ左足がつってしまい、痛くて座り込んでしまった。頂上付近は見晴台やテーブルもあり、観光客が多くいた。少し離れたところで昼食をとっていると、怪しげな天気になってきたので、急いで巡回バスのある鞍部登山口に下山した。
 大屯山縦走は標高も低く、当初は楽なハイキングと思っていたが、登り下りが多く、とてもきつかったです。

〈コースタイム〉
清天宮登山口(8:40) → 面天坪(9:40) → 大屯西峰(10:15) → 大屯南峰(11:00) → 大屯坪(11:20) → 大屯主峰(12:00) → 鞍部登山口(13:00)

大屯南峰登りの急登

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