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岩登り講習 阿寺&日和田山編
坂田 裕里
山行日 2018年11月3日~4日
メンバー (L)講師:(L)小芝、宮本、西村、渡辺(靖)、内田
千葉(朋)、竹中、千葉(快)、野畑、清水、石毛、碓井、鈴木(辰)、坂田

 ジムでの事前講習を経て、11/3に阿寺で本講習を受けた。リーダーの小芝さんより本講習までに筋トレをするようにとの指令があり、本講習ではどんなことをやるのかとドキドキしていたが、事前講習の時にどうやらみんなあまりやってないことが分かり、ちょっと安心して本講習を迎えた。
 8時30分に東吾野駅に集合。ほとんどの人が同じ電車に乗っていて、車で来る宮本さん、渡辺さん、小芝さん、西村さん以外は8時過ぎに全員集合。車組は入間基地の航空祭の渋滞に巻き込まれ、遅れるとの連絡が入った。岩場まで歩いて向かうことも考えたが、頑張れば全員車に乗れるのでは?ということで、東吾野駅でゆる~く待機することに。
 9時過ぎ、宮本さん、渡辺さんの乗る車が到着し、先に7人が岩場に向かった。わたしもこの車に乗ったが、全然岩場に到着しない。山道を行ったり来たりしたが、全然岩場が見つからない。あまりにも遠く、これは歩いて来るのは無理だね、と話しながら、グーグル先生に助けてもらい、なんとか着いた!と思ったら、さらに遅れていたはずの小芝さん、西村さんの車が道の反対側から到着。私たちは反対廻りで来てしまったようだ。どうりで遠いはずだ。
 10時、2チームに分かれて講習スタート。
 まずエイトノットから。これはいつも自分がやるやり方を決めて、毎回同じようにやることが大切。次にロープの束ね方。これはもうジムなどでやって、慣れるしかない。
グリベル兄弟のエイトノット  次にガースヒッチとクローブヒッチ。クローブヒッチはカラビナのゲートが左右どちらにあっても、右手でも左手でも出来るようにすることが必要。マストが半マストになっていないか、必ず引っ張って確かめること。その場ではできても混乱すると分からなくなるので、会社の昼休みに西村さんから借りパクしたロープで練習しようと思う。
 休憩を挟みつつ、ビレイデバイスの外し方、ビレイの仕方を習う。ビレイデバイスはカラビナから外さずにロープだけ外すようにする。ビレイデバイスごと外すと、落とす可能性がある。ビレイは岩から離れすぎると落下時に打ち付けられることがあるので注意する。セルフが取れるときは取った方が安全。リードの際のビレイはクリップの時が一番落下の可能性があるが、ロープを多めに、スムーズに出してもらわないとクリップもしづらい。登るのが上手な人はビレイも上手らしい。
自由に休憩  次は支点の作り方。これはやったことがなかったのでとても勉強になった。ロープを通すカラビナは環付きとバラビナの組み合わせが安全(これは後日西村さんより補足メールが来た)。残置のカラビナのゲートが開かないときにエイトノットを作り直して付け替えるやり方も初めて知った。石毛さんは早速実践していた。さすが!わたしも練習して、次回やってみたい。その前に外岩をリードできるようにならなければ。
 時間が余ったので懸垂下降の練習もした。ビレイループに直接ATCを付けるやり方しか知らなかったので、パスを使って、レッグループにカラビナをかけ、マッシャーでバックアップを取るやり方を初めて教わった。こちらの方が安全なので覚えておきたい。
 16時になったので撤収して民宿へ。3日のみ参加の西村さん、竹中さんとはここでお別れ。
 お風呂に入り、カレーを食べて、宴会は大いに盛り上がった。特に事前に小芝さんから送られてきたメールに書かれていた「ピロートーク」についての話は忘れがたい。お子様のわたしは22時を過ぎると眠くなるので先に寝た。翌朝、その後どんな話があったのか聞こうとしたが、みんな酔っぱらっていたので、イマイチよく分からなかった。
 朝ごはんを食べて、7時過ぎ、本日の岩場の日和田山に向け出発。8時ごろから登り始めることができ、前日に学んだことを実践できた。が、11時過ぎに雨が降り出した。しばらくはそのまま登っていたが、一向に止まず、そのまま撤収。下山時に野畑さんと碓井さんが大量のなめこを収穫。駅までの道で野菜を買ったり、豆腐を買ったりしながら帰路へ。
 クライミングのことをちゃんと教わったのは初めてで、大変勉強になった。毎年恒例になるかもしれないらしいので、また来年も参加したい。岩トレにはピロートークがセットだ。皆さん是非参加していただきたい。

講習っぽい写真

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