今回もエネルギーに溢れる原稿に圧倒されながら読みました。私はというとのんびりした2019年春~初夏を過ごしました。鳥海、八幡平や飯豊など東北に縁があったのもなんとなくゆったりな気分。この夏はマイペースをテーマにリーダー山行もしながら自分の山をやって行きたいと思います。
6月初め、Kさんに誘ってもらい秩父往還を歩いてきた。初日は梓川から田んぼのように広がるレタス畑を通って十文字峠へと登り、小屋泊。翌日は四里観音~一里観音と手を合わせつつたどり栃本関所跡へと下った。あいにくの天気だったが、しっとりとした空気に包まれた石楠花(それは見事だった!)も、その昔様々な事情をかかえて行き来したのであろう人々に思いをはせながら歩く古道も、雨だからこその味わいがあった。
山中Kさんがつぶやいた「石楠花の海...」に触発されて、各自俳句を作ってしまった。
森深し石楠花の海眺めけり
石楠花の海苔むす森に浮かびけり
秩父古道石楠花の海掻き分けて
スケッチ山行があり、俳句山行なんてのもありだと思っていたところ、昨日行ってきた津久井城山の登り口にポストが設置されていて、中には登山届ならぬ短冊が入っており、山行で作った俳句を書いて入れるようになっていた。作品は、観光センターに展示されるとの事。
山の楽しみ方は、本当にいろいろあることを再認識した。
今年の梅雨は台風とも重なって例年より長く、なぜか週末に限って雨予報...といくつも山行計画が潰れてしまったのが残念です。梅雨がない北海道で釧路川の川下りをしてきましたが、やはり雨で少し寒い思いをしました。ただ、緩やかな川なので危険に感じることもなく、雨でも十分楽しめました。翌日の雌阿寒岳は頂上で晴天に恵まれて、いよいよ夏山シーズン開幕、と嬉しくなりました。