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雪山登山・滑川温泉宴会山行
西村 宏一

山行日 2019年2月2日~3日
メンバー (L)西村、金子、野畑、石毛、深谷、八須、軽部、古屋、大西、他1名

 滑川大滝福島屋は2年ほど前に沢登りの後に宿泊した際に、冬も泊まる事が出来る旨を聞き、次は冬に来ようと思っていた宿。
 三峰において計画したところ、宴会山行をやる気満々の10名の応募があった。さすが三峰であると改めて変なところで感心した。

【2月2日(土)】
 金曜の夜に吾妻PAに仮眠したのち8時半に峠駅到着。
 ちょうど奥羽本線の下り電車がやってきて山スキー客が降りてくると同時に名物である峠の力餅の売り子を見かけ、早速皆で一緒に記念撮影。バックカントリーのスキー板を担いでいる他のパーティーと比べて何とも緊張感のない山行である。
復路の林道  9時過ぎにスタート。膝下くらいのラッセルだが、スキーの古屋さんとスノーシューを履いた軽部さんが先導してくれるおかげで後続は楽チン。曇天で雪がチラつくが極度の寒がりの自分でもさほど寒さを感じず、水墨画さながらの風景を映す冬の世界を堪能しながらの歩行をしているとあっという間に福島屋へ。
 宿に到着後は雪洞を掘ることも考えていたが、分かってはいたが、金子さん、ちあきさんは既に温泉&宴会モード。なので、自分と野畑さん、石毛さんはアイス組と一緒に尾根を登り滑川大滝見学に行くことにした。二人が登る滑川大滝に行くには宿の裏にある実は通行禁止の怪しい橋を渡り、尾根をラッセルしながら登ること1時間ほどで滝が見える展望台へ着く。夏の大滝は圧巻の瀑布を魅せてくれるが、冬は凍てつく寒さに凍り、展望台からでは単なる壁にしか見えない。これを登ろうと思う思考回路はどこからくるのだろうか。常人には窺い知ることの出来ない魅力があるんだろう。
 その後、宿に戻ると待機組はしっかり出来上がっている。ストーブで暖まった部屋に入ってしまい、これを見せられると雪洞どころではない。ちょうど後発の八須ペアもやってきたところで待望の宴会のスタートとなる。
宴会風景  皆で作る餃子つくり、金子さんは餃子の餡の代わりに梅干を入れている。それを見て皆で悪乗りしてワサビやらチョコを入れ始める。平均年齢40は超えているというのにまるで中学生の林間学校だ。

 ちあきさんの美味しい食事に舌鼓を打ちながら戻ってきたアイス組を加え夜更けまでの大宴会。相変わらずの八須節にちあきさんの話芸、そして金子さんは半分夢の中へ。これぞ宴会山行。

【2月3日(日)】
 天気は快晴。でも朝寝坊がしたい!という皆の希望を受け入れ、起床は7時。その後だらだらと朝飯、朝風呂に入り宿の出発は10時。時間的に、そしてメンバー的に尾根を経由して帰るのは止めて往路と同じ林道にて下山した。
 前日とは違って陽光煌めく銀世界を皆と陽気に下山して12時に峠駅到着。
 心配していた帰りの急登も車がスタックすることなく無事帰宅。たまにはハーネスもロープもテントもいらない山行があってもバチは当たらないだろうと思ったリーダーでした。

宿前で集合写真復路の林道

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