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編集後記

 三峰に入って沢山学ばせてもらって3年経ちました。改めて自分は山でどんな風に遊びたいのかな、と考えた時期でした。今自分のやりたいことを自分のペースでやろうと思うに至り、ならばリーダーをやろうと自然に思うようになりました。入会する前と違ったのは、挑戦しようとしたときに見渡すと仲間がいたこと。色んなきっかけや機会をもらって、なんだかちょっと違う景色が見えて来た気がします。今期もマイペースにやろうっと。

【千葉(朋)】

 10月の台風は全国に甚大な被害をもたらし、19号では私の住む相模原市緑区でも多大な被害があった。我が家は1時間ほどの停電くらいで済んだが、隣町では死者・行方不明者も出た。翌日は、あちこちの交通が遮断された。鉄道は高尾~大月間運行停止で相模湖駅からはどちらにも行けない。道路も大垂水峠を越える相模湖~高尾山口は通行止め。唯一通行できた三ケ木~橋本への道路は数珠つなぎ渋滞。ほぼ陸の孤島と化した。自宅から眺めると、山肌にV字形に土がむき出しになっている所もあり、山沿いでは土砂や泥が流れ込んだ家が何軒もあったとのことだった。
 いつも親しんでいる小仏城山の様子が気になり、台風の過ぎた翌々日に自宅から城山~小仏峠~底沢と歩いてきた。朝7時に自宅を出て城山登山口へ向かうと、やはり泥かきをした家が何軒かあり、道路も赤土色に染まっている。ところが登山口から山道に入ると、風で飛ばされた枝が散らばっていたり若干の倒木はあったものの、道そのものは以前と変わらずしっかりしていた。そして、城山頂上。誰~もいない。こんな城山は初めてで『これが城山の素顔なんだ・・・』としみじみ・・・。茶屋は吹き飛ばされているかもと心配していたが、太いロープを屋根に渡してしっかりと固定されており、辺りも(たぶん昨日片付けられたのだろう)整然としていた。小仏峠へ向かい問題なく底沢へと下ったが、車道に出てからは、途中土砂で半分埋まっている家があり、ブルトーザーが出ていた。
 昨年秋、やはり台風被害のあった京都大原の里山を歩いた時も思ったことだが、昔々から人々が歩いてきた道は偉大である!

【森田(純)】

 今年の夏の山行も色とりどりで、皆さんのたくさんの記録にどきどきわくわくしながら読みました。岩つばめはますます充実してきています。新しいメンバーもどんどん参加されていて、これからの岩つばめも楽しみですね。

【津田】

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