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編集後記

 2020年4月現在コロナウィルスが世界中に猛威を振るっており、今までの何気ない日々の貴重さを痛切に感じながら、この感染症が1日も早く終息をすることを祈願しております。
 会員会友およびご家族の皆様も大変な状況かと存じますが、お体だけは気をつけてください。

【平尾】

 手元に届いた今号をみなさんは別世界を想うように懐かしく感じながら読むことだろう。たった6ヵ月前の賑やかなテント生活は古いアルバムの写真のようだ。1月から世界中で流行している新型コロナウィルス感染症で3月から東京でも外出自粛要請が出ている。今日には国が緊急事態宣言を発出する。複数での山行は中止せざるを得ないような状況。山は市民の生活の一部。誰に頼まれることもなく個人が静かに行っていること。世の中の流れは変わり浮き沈みもあるけれども、まあ、その時にできることを静かにやっていく。そんな今日この頃です。

【千葉(朋)】

 コロナ感染したくないしウィルスの運び屋にもなりたくなくて、このところはもっぱら自宅近隣の里山を歩いている。
 先日は美女谷から底沢峠~奈良子峠~栃谷へと歩いた。昔の生活道なので歩きやすいのだが、底沢峠まで標高差500m近く登るのは、今の私には結構きつい。この峠を北へ越えると案下(アンゲ)、陣馬街道へと通じるのだが、昔はその案下からお供を従えて美女谷へと嫁に来た人もいたそうだ。(そういえば、他にも「嫁取り坂」とか「花じょろ道」とかあったなぁ。)
 当時、列車を使って美女谷から案下へ行くには、歩いて谷を下り今の相模湖駅(昔は与瀬駅)から汽車で八王子に出て、バスで案下までは1日仕事だったそうで、底沢峠を越えていけば2時間ほどで行き着くことができる。(でも・・・夫婦げんかなんかして『私、実家に帰らせていただきます!』となった場合、しんどいよなぁ。まあ、けんかできるのは若いうちだし、怒っているとガンガン歩けちゃうし、あっというまに実家だったかな・・・。

【森田(純)】

 次号より、編集長を千葉朋子さんにバトンタッチします。編集委員も新しいメンバーが加わり、今後も充実していく岩つばめをしっかり支えていただけると思います。
 2年前の大集会で別所さんが皆さんに発してくださった、「岩つばめは次世代に長く受け継がれていく記録である」というメッセージに当時気が引き締まる思いでした。至らぬところも多々ありましたが、いつも丁寧な校正をしてくださる編集委員との共同作業のおかげで、2年間編集長を務めることができました。
 引き続き編集委員として岩つばめに携わっていきますので今後ともよろしくお願いいたします。

【津田】

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