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岩登り・小川山
岩トレ企画 第1弾
千葉 朋子

山行日 2019年10月5日~6日
メンバー (L)千葉(朋)、眞鶴、荻原、加藤、鈴木(美)

 2019年秋、岩が楽しくて登れる人にあちこち連れて行ってもらった。上手な眞鶴くんを誘ったら「例会にしてみるのもいいんじゃない?」とのこと。その一言を真に受けて、眞鶴くんにサブリーダーになってもらい自分が行きたい岩を「岩トレ企画」と称して例会に出してみた。すぐに荻原さんから参加の意思表示があり、新人の2人が加わってメンバーが決まった。岩は好きでも怖がりで決して上手なほうではない私が、まさか岩トレのリーダーをすることになるとは自分が一番信じられない。やりたい、と思ったとき、きっかけや背中を押してくれる仲間がいること、それがすごく嬉しかった。

 小川山は前に2回くらいしか行ったことがなくてエリアもいまいちわからない。なので今回の岩メニューは眞鶴くんに大分頼った。新人の2人は外岩にまだ慣れていないということから簡単なグレードがあるエリアをチョイスしてもらった。やってみると岩ももちろん満喫したが、もともと山仲間同士で入会した新人の加藤美和子ちゃんと鈴木美弦ちゃんの掛け合いが絶妙にゆるくて焚火を囲んで荻さん、眞鶴くん、私もまったりしてしまい静かな夜の森のなか、の~んびりしたとってもいい晩を過ごせた。
 岩場は、1日目は天気も良くソラマメスラブにトップロープを張って遊び、2日目は父岩の予定だったが朝から寒い霧雨。金峰山川西股沢を渡って父岩にたどり着いたが、小川山物語は濡れていて今回は触らなかった。父岩の美しくもそそり立つ姿が印象に残る。周辺の兄岩や母岩を確認し母岩で少し遊んだ。
 岩トレ企画は第2弾を11月9日~10日甲府幕岩で行い、こちらも眞鶴くんにサブリーダーをお願いし、今回参加してくれた荻原さん、加藤さん、鈴木さんを始め、野畑さん、坂井さん、萩原さん、梅田さん、木嶋さんが来てくれて大盛況となった。これが初めての例会リーダーだったのでとても勉強になり、みんなとも遊べて思い出深いものになった。力を貸してくださったメンバー、参加してくださったメンバーに、心より感謝申し上げます。新人で2回とも参加してくれた加藤さんと鈴木さんの感想を紹介して報告を終わりにしたい。

小川山のガマスラブに取り付く加藤さん岩トレ企画第2弾の甲府幕岩で粘る鈴木さん

【加藤さん】
 三峰に入り、3回目の外岩クライミングでした。初回は無我夢中で記憶にないあざをたくさん作り、センス無いと落ち込み、2回目も上達せず。それでもやりたくて参加した今回の小川山では、今まで立てなかったような場所に立ち込めるようになり、クライミングの楽しさを体感することができました。的確なアドバイス、何度もトライする時間をいただき、成長できる充実の2日間でした。登れなかったルートが登れるようになるよう、努力します!

【鈴木(美)さん】  春の岩講習以来の外岩で不安が大きかったですが、何度も挑戦させて頂けてとてもありがたかったです。スラブが難しいとは知らず打ちのめされ、また、2日目は酷い筋肉痛に苦しみました。三峰に入って初めての泊まりでの山行でしたが、夜のキャンプは終わらせたくないくらい幸せな時間でした。とても充実した楽しい2日間でした。


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