山行日 2020年6月27日~28日
メンバー (L)千葉(快)、野畑、眞鶴、小芝(麻)、加藤
梅雨真っ只中だが、初日土曜日は予想に反して青空が広がり、きらきらと輝くナメを堪能でき終始ニヤニヤしてしまうコンディション。夜明け前3時ごろから雨になるが、歩き始めてからは小雨、駐車場に到着するころには青空の広がる天候であった。
前夜、新宿で野畑さんのCX-5で出発。こぞって運転したい今回のメンバー(1名除く)。
到着した大清水は3台ほどの車が駐車していた。お手洗いもきれい。
途中の分岐を間違え、数十分ロスをしながらも入渓地点へ到着。
ガードレールの切れ目は2か所ほど。今回は奥の切れ目から踏み跡を確認して入渓。
水は冷たすぎず、最初から心地の良い沢歩き。
小さな滝をいくつか越えて進むと美しい4段10mの滝が現れる。
左側を、ロープを出してもらい少しシャワーを浴びながら上がると、そこにはまた綺麗なナメが広がっている。
みんなが上がるのを待っている間は日差しが温かく、沢で水浴びをして待っていると、眞鶴がくぼみに溜まっているオタマジャクシを投げつけるふりをしてきたため大パニック。沢には私の悲鳴が響き渡ることとなった。
これからはオタマジャクシのいる辺りでは距離をとって休憩することを心に決めた。
時間に余裕があったため、この滝を懸垂下降し、今度は右側から上ることに。
右側は階段状になっているため、ロープなしでも登れるだろう。
休憩も含めて数十分をすごしたのち、先に進むと日差しがさらに出てきて暑くなってきた。
左岸が迫ってくるスポットでは、男性陣の遊び心がウズウズしたのか飛び込みジャンプ!
負けじと私もジャンプ!マキさんは日ごろの水泳訓練の実践で泳ぐ!野畑さんはそれを見守る!
こんな時間がいい、大人の夏休み。
今回最大の高さとなる15mの大滝はそれを登ることはできないが、安全に上がれるところまで登ると左俣を望むことができる。高さのある綺麗な滝だった。
滝を見たらすこし戻り、左岸から高巻きをする。踏み跡はよく見れば明瞭だ。
大滝を過ぎてからは、階段状の簡単な滝、ナメ滝、癒しのナメ床を進み、幕営地を探す。
幕営地は、1,700mに達する前にはふかふかの地面のスペースもあったが、それを過ぎると適地がなくなる。
ほかのメンバーが二手に分かれて幕営地を探してくれたところ、倒木が詰まった上に枝沢の流れる適地を見つけてくれた。前に利用した方の焚き火跡、薪もあり増水の際の心配もない、いい場所だった。
焚き火を囲んでの宴会がスタート。
眞鶴名人がせっせと集めてくれたネマガリダケを半分茹でて、半分焼く。
シーズンが過ぎたネマガリダケはほとんどが固く筋張っていたが、所々やわらかく、マヨネーズを付けたらもうご馳走!
暑くなってきた季節、夕飯は塩レモン鳥鍋でさっぱりと。いつものようにメンバーからは続々と酒のつまみがでてきて良い一日の終わりだった。
が・・・夜明け前3時ごろに雨が降り始め、翌朝まで降り続くこととなる。
【2日目】
降り続く雨に、せっかくあつめた薪も使えず、タープの下で快晴さんのトマトチーズラーメンをいただく。
やはり温かい食事はうれしい。
降り続いた雨は出発のころには小雨に。
水量は増え、前日には感じられない水圧となっていたが、特別な危険性はなかったため順調に小松湿原に到着。
山にぽっかりと現れる湿原、メルヘン~!ガスガスだったけど、それもまたメルヘン~!
湿原から登山道に出て少し行くと水場があり、ここからの長い長い下山に備えておいしい水をゲット。
人があまり入らいない区域のためなのか、尾瀬のなかでは倒木もそのままある印象。
アップダウンもあるしっかりした下山で、前日の沢よりも体力を使う下山となった。
経験者の中に入れてもらい、自信のない場面ではロープを出してもらい、初めての渓中泊を楽しく終えることができた。タープで寝るのも初めての経験で寝付けない時間も多かったが、尾瀬の美しい沢と湿原を堪能した2日間は、夏のシーズンの最高の幕開けとなった。
【6月27日】 | 大清水P(6:00) → 1495m入渓点(8:00) → 大滝15m(11:20) → 1,770m二俣で幕(14:00) |
【6月28日】 | 幕場(7:00) → 小松湿原(8:10) → 登山道(8:30) → 鬼怒沼山(10:45) → 物見山(11:40) → 大清水P(14:20) |