今年度より委員長をさせていただいている小芝泰規です。
本来であれば2020年度の大集会の記録が記されるはずでしたが、日本国内では今年1月に初の感染者が発生した新型コロナウィルス感染症の世界的大流行によって「密閉」「密集」「密接」という、いわゆる「3密」を避けるという観点から今年度の大集会は開催を見送らざるを得ない状況になりました。大集会で承認をいただく必要がある諸々の議題については期限を設けて異議を受け付けるという形で承認に代えさせていただく状態で、とにかく人に会うことや移動すること自体がタブー視される異常な状態での船出でしたが、2020年12月現在は通常に近い運営を続けることが出来ています。
大集会はルームになかなか来られない会員の方も沢山参加される、三峰のスケールを感じられる特別な場なのでとても楽しみにしていましたし、このページに多くの新会員が加わった集合写真が無いことがとても残念です。
まだコロナ禍は続いていますが、流行が始まったころよりもだいぶ敵の様子がわかってきたようです。対策を取りながら山を楽しんでいただき、少しでも早く全ての会員が集える日が来ることを願っています。
会務方針について
昨年度は個性的な新会員が17名増え、会の活動が活発で活気にあふれた年でした。歴史のある他の山岳会では新規会員獲得に苦労し、活動の幅が年々狭くなっているという話を耳にします。その中で私たち三峰山岳会が勢いを保ち続けていられるのは多様性だと思います。様々な活動をする仲間同士が認め合い互いに刺激し合うことで、より一層新たな興味が生まれていくことでしょう。
もう1つはモチベーションの波を受け入れる寛容さではないでしょうか。仕事や家庭の事情、あるいは気持ちが乗らないなど様々な理由で山から離れてしまうことがありますが、また山を再開したいと思ったとき、それを歓迎して受け入れてくれる懐の深さがあります。私たち自身が三峰山岳会を通して長く登山を楽しむためには、これらは今後も守るべき基本的な考え方だと思います。
また、目標に向かってチャレンジすることも大切です。体力のある若手の会員は技術を身に着けて困難な山行にも挑戦してほしいですし、ベテラン会員の方には過去の経験を通してやる気のある会員のバックアップをしていただけたらと考えています。しかし、リスクがある山行には備えも必要です。これらのことから、次の3点を会務方針として掲げます。
1. スキルアップ
山行をより楽しむために考え、学びましょう。自主的に動くことで小さなことにも気づき、学びのきっかけになります。そして、学びの蓄積が経験となり自分の実力になります。目標とする山行への可能性を高めるために、ぜひ実践してください。
また、花や山菜、キノコなど自然の豊かさ感じることも山をより楽しむためには無くてはならない知識です。先輩と共に、積極的に学んでいただければと思います。
2. 交流
歴史のある山岳会らしく、貴重な知識や経験、思わず吹き出してしまうような面白い話を持っている会員が多数います。また、新しい会員の中にも今までの三峰山岳会には無かったジャンルを携えて入会してくれた会員がいます。しかし、それぞれが接点を持たなければ、それを聞くこともできません。まずは興味を持ってみてください。そして積極的に行事に参加し、チャンスがあれば話をしてみてください。今まで知らなかった興味深い話が聞けるかもしれません。
3. 安全
目標とする山行に向かってチャレンジすることは山岳会のあるべき姿です。無事に下山するため、ヒヤリハットの情報共有や、日頃の山行から小さなリスクを指摘し合うことで、大きな事故につなげないという意識を持つことが大切だと考えています。講習会にも積極的に参加して技術の確認を行ってください。
今年度も引き続き皆様のご協力をよろしくお願い致します。
会長 | ◎ | 荻原 健一 |
委員長 | ◎ | 小芝 泰規 |
副委員長 | ◎ | 内田 優生 |
◎ | 渡辺 靖代(総務委員長) |
青木 綾子(会計担当) | |
野畑 祐子 (装備担当) | |
古屋 純(保険担当) | |
石毛 恵(総務補佐) |
◎ | 千葉 朋子(編集長) |
〈編集サポートメンバー〉 | |
津田 友紀子 | |
平尾 英也 | |
高島 さつき | |
森田 純子 | |
石毛 恵(兼任) | |
小芝 麻紀子 | |
清水 三枝子 | |
坂井 泰子 |
◎ | 宮本 容幸(企画委員長) |
軽部 剛 | |
渡辺 靖代(兼任) | |
澤野 穣 | |
西村 宏一 | |
古屋 純(兼任) | |
千葉 快晴 | |
内田 優生(兼任) | |
萩原 甲輔 | |
眞鶴 哲郎 | |
鈴木 一彦 |