山行日 2020年12月5日~27日
メンバー (L)永岡
【12月5日】
夕方にアッコさん宅に向け出発。22時過ぎに到着。軽く食事をして、早々に就寝。
【12月6日】
4時にアッコさん宅出発。今日は鳥取砂丘観光と三徳山参拝である。鳥取砂丘の到着が予想以上に早く、観光協会も開いておらず、無料で駐車場に停められた。鳥取砂丘は自分が一度は見ておきたい所の一つ。実際に見た感じは思ったよりも小さかった。云十年前に見たというアッコさん曰く、昔よりもだいぶ小さくなったとのこと。草木が侵食しているのが原因だ。早々に砂丘を切り上げ、三徳山に向かった。三徳山はアッコさんリクエストの観光スポットだ。絶壁にある国宝投入堂(なげいれどう)が有名だ。
9時過ぎに三徳山駐車場に到着。準備をして参道の階段を上ると受付があり、そこで参拝料を支払う。さらに参道の階段を上り本堂があり、その奥に登山事務所がある。ここからが登山となる。登山事務所では登山靴をチェックされる。登山靴がなければ登らせないというが、実際は普通に運動靴で登っている人が殆どだった。運動靴がなければ草鞋を購入することになる。急な登山道を登っていくと、重要文化財文殊堂(もんじゅどう)が現れる。文殊堂の手前は鎖場となっており、急な岩場である。この先には地蔵堂、鐘楼堂(しょうろうどう)、納経堂(のうきょうどう)、投入堂と続く。どこも急峻な登山道である。どうやってこのような場所に建物が建てられたのだろうかと不思議でならない。ただの観光ハイキングと思って行くには、ちょっと厳しい登山道だった。
その日の宿は大山ふもとの川床屋だ。ネットで申し込んだ時、タッチの差で満室となってしまい、電話で予約しなおしたので、満室かと思いきや、自分ら以外は誰もおらず・・・。コロナの影響か?
今宵の酒:久米桜酒造の特別純米酒「強力」
【12月7日】
今日は大山登山である。明るくなる7時に宿を出発。駐車場に車を置き、駐車場近くの登山口からスタート。3合目近くなると登山道が凍ってきて、そろそろアイゼンを用意しなくてはと思ったとき、アイゼンを車から出したところまでは覚えているが、ザックに詰めた記憶がないことに気づく。案の定、ザックにはなく、一人車に戻ることになった。アッコさんとは6合目の小屋で待ち合わせ。30分くらいのロスで戻れた。6合目はすっかり雪山状態。宿で用意してくれた朝食代わりの爆弾おにぎり弁当を半分食べて、頂上を目指す。途中ヘリがホバリングして誰かを救助していた。あとで聞いた話だと、滑落とかではなく体調が悪くなりヘリ搬送となったとのことだった。山頂付近になると、なだらかになり木道らしきルートにしっかりトレースがついていた。青い空に純白の雪がまぶしい。山頂から戻る人とすれ違うのにトレースから少し離れると、木道から外れ、雪に埋まる。軽いあっこさんは被害なし。山頂の標識の場所は最高点ではない。最高点に行くには通行止めのロープを越えてボロボロに崩れかかった細尾根を少し行かなくてはならないが、危険なので、この場所を山頂としているそうだ。記念写真を撮って山頂直下の小屋で一休み。今年建て替えしたらしく、中も外もピカピカだった。
山頂部は周遊出来るようになっており、来たルートではなく、少し大回りする石室経由のルートをとった。下山ルートは少し遠回りする大神山神社の参道に下りるルート。急なルートだったけど特に危険もない。山頂は快晴だったが、下山したときにはすっかり曇っていた。
参道沿いの豪円湯院(大山火の神岳温泉)に入って、あっこさんを送るため、倉吉駅に向かった。途中倉吉観光した後、駅でアッコさんとお別れして、次の目的地、足立美術館に向かう。宿泊は近くの道の駅広瀬富田城。
今宵の酒:昨日の残り、久米桜酒造の特別純米酒「強力」。
【12月8日】
道の駅の前の河原で朝食をとり、9時の開場に合わせて出発。駐車場は異様に広く、美術館のサイズと全く合っていない。ここの目的は日本庭園だ。何度かテレビで見て一度は見てみたいと思っていた庭園だ。思っていた通り、キレイに手入れをされており、素晴らしかったが、庭園内は立ち入り禁止で、ガラス越しに眺めるだけというのが、少し残念。美術品の方は、横山大観、榊原紫峰など多くの著名な日本画の作品だけでなく、現代絵画も多く展示されていた。
その後、国宝松江城、出雲大社を観光し、道の駅「萩しーまーと」泊。
今宵の酒は非常時用に購入しておいた「赤霧島」。
【12月9日】
萩では、世界遺産となっている明治日本の産業革命遺産(萩城下町、萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、松下村塾、大板山たたら製鉄遺産)見学。その後はすぐに九州に向かった。途中帰宅渋滞に捕まり、竈門神社の駐車場に着いたのは22時になっていた。
今宵の酒は九州にわたる直前に山口で購入した純米酒「男山」。
【12月10日】
太宰府天満宮近くの竈門神社は『鬼滅の刃』で有名と話を聞いていた。そのためか夜中にも何台か車が駐車場に入ってきて騒いでいた。地形図を見ると神社の裏から登山道があったので、神社を通って裏に回ろうとしたところで、掃除をしていた人から登山口はここではないとのこと。駐車場前の公道を少し歩いた先を右に入る林道と教えてもらった。林道には沢山の車が駐車してあった。宝満山は1時間半で登頂できるお手軽な山だ。しかし、急な石段が殆どで思った以上に大変だった。登山者はハーハーゼーゼーいいながら登っていた。
山頂には多くの人がおり、皆気軽に世間話をしていた。同じパーティーかと思ったが、そうではなく、この山は毎日登るのを日課にしたり、何度も登る人が多く、自然と顔見知りになったそうだ。そんな中、ひとりの方が、カモシカルートというあまり人が歩かないルートで下山しないかと誘ってくれたので、ご一緒させて頂く。この方は引退後、週に3回登っているそうだ。カモシカルートは途中藪になったり登りがあったりで、知らないと難しいルートだった。
下山後、太宰府天満宮を参拝し、長崎に向かった。途中、平谷温泉に寄る。山の中にポツンとある趣のある温泉だった。長崎に着くとすっかり夜になっていた。稲佐山から100万ドルの夜景を見て、ホテルに入った。店は殆ど閉まっており、酒も買えず、今宵の酒は常備酒の「赤霧島」。
【12月11日】
8時のフェリーで五島列島、上五島奈良尾に向かった。フェリー会社のツアーで、ほぼ往復のフェリー代で一泊2食付きのお得なプランを見つけ、すぐに申し込んでいたのだ。レンタカーを借りて、オススメという教会巡り。津和崎椿公園、仲知教会、青砂ヶ浦主堂、矢堅目公園、大曽教会、頭が島主堂、蛤浜海水浴場、中ノ浦教会。島の上から下までぐるっと回ると、日が暮れてしまった。マルゲリータ奈良尾泊。自分には似つかわしくないおしゃれなホテルだった。
【12月12日】
フェリーの出発の9時15分まで時間があるので、天然記念物のあこう樹を見に散歩に出かけた。このあこう樹は樹齢650年を超えており、この木をくぐると長生きできるという上五島のパワースポットだ。急な階段や坂で、結構いい運動になった。
11時45分に長崎港に到着すると、すぐに第二の軍艦島と言われる池島へ向かった。神浦港からフェリーで渡る。ここは炭鉱の島で、まだ現役。1周1時間で歩いて回れる。人が住んでいるといっても、どう見ても廃墟。なんとも不気味な感じだった。本島に戻り、平和公園を観光してホテルに向かった。
今宵の酒は長崎の今里酒造の純米酒「六十餘洲(ろくじゅうよしゅう)」のひやおろし。
【12月13日】
午前中、長崎市内観光。午後は、軍艦島観光ツアーに参加。日曜日だったこともあり、軍艦島観光ツアーは多くの人で混みあっていた。ツアー参加者を3グループに分け、グループごとに3か所の観光スポットを回った。昨日の池島と比べると観光地化されており、ちょっと残念。帰りは船で軍艦島を1周し長崎港に戻った。
その後、明日の雲仙普賢岳登山に向け、雲仙方面に向かった。雲仙温泉に着く頃には日は暮れて暗くなっており、雲仙温泉の湯けむりがライトアップされ、美しかった。登山口の仁田峠に泊まろうとしていたが、夜間通行止めのため、俵石展望所泊。
【12月14日】
仁田峠に向かうゲートで冬タイヤのチェックを受けたが、道には特に雪などはなかった。仁田峠には車はなく、一番乗り。登山の用意をしていると、観光バスが着いて、観光客が下りてきた。だれも登山をするような人はいなかった。小雪が舞う中、ロープウェイ乗り場奥の登山口から出発。すぐに天候は好転し、青空に変わった。1時間ちょっとで普賢岳山頂に到着。山頂部は霧氷で美しかった。山頂奥の霧氷沢では平成新山が噴煙を上げているのが見えた。国見岳、妙見岳を経由して、仁田峠に戻った。
下山後、道の駅みずなし本陣ふかえに立ち寄り、土石流に埋まった家屋を見学。土石流の凄まじさを目の当たりにする。その後、有明フェリーで熊本にわたり、御輿来海岸の道の駅宇土マリーナ泊。
今宵の酒は「瑞鷹の華しばり」、しぼりたて生原酒。
【12月15日】
今日は観光のみ。明治三大築港の三角西港、天草諸島が見渡せる高舞登山(たかぶとやま)展望台、おっぱい岩、妙見浦、崎津教会と青空の中海岸に沿って走る天草サンセットラインでドライブ。暗くなったころ、三和フェリー乗場(うしぶか海彩館)に到着。
【12月16日】
朝イチのフェリーで鹿児島にわたり、開聞岳に向かった。開聞岳が予想以上に遠く、時間がかり12時に登り始めた。登山道は単純。時計回りにぐるぐると山頂を目指す。地図を見なくても太陽の位置でどの辺りにいるのかわかる。山頂からは指宿の街並み、大隅半島まできれいに見えた。下山後は、ふもとの玉手箱温泉。開聞岳の山頂に夕日が沈むのを見ながら、運転と登山の疲れを癒した。
入浴後は、明日の霧島登山に向け、道の駅霧島まで移動。
【12月17日】
今日も快晴だ。大浪登山口に駐車して、登山開始。本日のルートは大浪池、韓国岳から新燃岳を経由して、新湯温泉に下山する予定だ。大浪池を時計回りに周り、韓国岳に到着。暫く眺望を楽しんだ後、新燃岳に向けて出発すると、登山口で会った地元の登山者が話しかけてきた。東京から来たと話すと、九州のどこそこの山がお勧めだと長々と話しだした。これから新燃岳を経由して新湯温泉に下ると話したところ、そのルートは登山禁止だとのこと。とはいっても、間近で新燃岳を見たいこともあり、獅子戸岳までピストンすることにした。思っていた以上に急な登山道だった。新燃岳は不気味に煙を上げており、火口から吐き出された真っ黒な噴石が裾野に広がっており、確かに危険そうだった。韓国岳に戻り、大浪池を来た道とは逆ルートで一回りして、下山。
下山予定だった新湯温泉でひと風呂。入浴は20分までと注意書きがあったが、熱くてとても20分もいられず、早々に上がった。次の祖母山に向け、出発。途中、眞鶴氏お勧めのチキン南蛮がうまいというオグラチェーンで食事をとった。確かにおいしいが、おいしさよりボリュームの方が驚いた。満腹になり、睡魔に襲われたため、予定より手前の道の駅「つの」で泊。
【12月18日】
今日は祖母山登山をやめて、高千穂観光にすることにした。天岩戸神社では、ガイドについて天照大神が閉じこもっていたという天岩戸を見学。この岩戸を天手力雄命がここ高千穂と本州の戸隠まで投げたというのは驚きだ。
高千穂郷はよく写真でみるが、沢屋にしてみると、こんなものか・・・といったスケール。夜は高千穂神社で夜神楽があるということだったが、まだ時間があったので、「眠れなくなるほど面白い神道」という本を本屋で買って、道の駅高千穂で一杯やりながら読んでいたら、すーっと眠りについた・・・。混むので早めに行った方がいいと言われていたので開演30分前に高千穂神社に行ったが、まだ誰もいなかった。結局ガラガラだった。
今宵の酒は「高千穂零」。
【12月19日】
薄曇りの中、祖母山登山のため、道の駅高千穂を出発。北谷登山口には、すでに数台の車が止まっており、一人が車のナンバーを見て、東京からですか?と驚いた様子。北谷登山口から千間平、国観峠経由で山頂を目指した。国観峠付近になると霧氷がうっすらと出てきて、山頂に着くとくるぶし位の積雪になっていた。山頂にはひとり登山者がいた。写真を撮ってくれとのことで、スマホを受けとると、いきなり地べたに横になった。?。この姿を撮る?変わった人だ。
時折薄日は見えるが、晴れそうもないので、下山することにした。下山は上ってきた方向とは逆の風穴コース。北谷登山口から時計回りにぐるっと周遊した。
下山後、すぐに阿蘇に向け出発。阿蘇は快晴だった。まだ日暮れには時間もあることから、阿蘇大観望に行ってみた。夕暮れ時で外輪山に囲まれた眺望は素晴らしかった。九州の山で会った人が口を揃えて、今の阿蘇は火星みたいと言っていたのが、納得した。樹木がなく、枯れた草原が広がり、火星のクレーターの中にいるような景色だ。
その後内牧温泉の薬師温泉でひと風呂入った。町湯で200円と格安だが熱くて長湯はできない。道の駅に向かう途中でいかにも日本酒を多く置いていそうな酒屋に立ち寄った。その酒屋で作らせているというお勧めという「純米吟醸酒うち田」を購入。三峰のうち田と違い、阿蘇のうち田は優しい味の吟醸酒だった。
【12月20日】
今日は阿蘇の烏帽子岳、杵島岳、中岳を登る予定だ。駐車場から見る烏帽子岳の山頂はうっすら白くなっていた。駐車場から見て草千里ヶ浜の草原の先に烏帽子岳はある。草千里ヶ浜からの登り口がよくわからず、少し藪をこいで登山道に入った。風が強く少し肌寒い。山頂近くになると道は凍っていた。駒立山を経由して周遊ルートで下山するつもりで、登ってきた方とは逆側の方にトレースがあったのでそのルートに行くとすぐに藪になってしまった。間違えてうろうろしたようなトレースだ。戻って、登山道を見つけ、無事に下山。
次は杵島岳だ。駐車場の一番奥に登山口がある。山頂までずっと階段で面白みのない道だ。火口を一回りして下山。
次は中岳だ。車で阿蘇山上駐車場に移動し、出発。火口に向かう有料道路を歩いて、砂千里ヶ浜に着いた。黒い砂地に噴石が転がっており、月面にいるようだ。第4火口を通り、砂千里ヶ浜を抜けると、ガレガレの急な尾根。ガレガレの尾根が終わると、後は中岳まで緩やかな登山道だ。中岳山頂からは白い煙が吹き出ている火口が見える。火口の外は溶岩が流れた跡の地形で当時の噴火の凄まじさを思い起こさせる。まだ時間もあることから、高岳迄ピストンすることにした。下山は夕方になり、昨日と同じく夕日に染まった阿蘇の山並みが素晴らしかった。
次の目的地、九重連峰に向かう途中、黒川温泉のいこい旅館でひと風呂。黒川温泉街の中心を流れる田の原川をライトアップする「湯あかり」が始まったばかりで、多くの観光客が写真を撮っていた。夜も遅くなってしまったことから、黒川温泉の駐車場泊とした。
【12月21日】
今日から九重登山。今回唯一の山中泊の行程だ。法華院温泉に入るのが目的だ。コロナの為、事前に予約が必要だったので、2日前に予約をいれておいた。本日のコースは赤川温泉から久住山、稲星山(いなぼしやま)、九州本土最高峰の中岳を周遊して、久住別れを経由して法華院温泉に入る。今日も快晴で、素晴らしい眺望だった。中岳では、地元の登山者が久住連峰のひとつ大船山(だいせんざん)のミヤマキリシマの素晴らしさを熱く長々と話してくれた。久住別れを下ると、左手に硫黄岳があり、北千里ヶ浜の広く平らな地形が広がっている。その先を下ると法華院温泉だ。法華院温泉は自分のほかは自炊客が一人だけだった。こちらはGoToを使って2食付き。夕飯はおでんと蒸し鶏とシチュー。おいしかった。
温泉の方は、宝満山でカモシカルートを案内してくれた紳士がいった通り、ぬるいお湯で、湯船から上がるのに苦労した。
【12月22日】
今日も快晴だ。法華院温泉から、来た道を久住別れまで戻り久住山避難小屋、星生山(ほっしょうざん)を経由して赤川温泉に下山した。星生山の南斜面は太陽にあたってポカポカだが、北斜面は真っ白な樹氷となっていた。
下山後は由布院へ。汗を流そうと由布岳温泉に行ってみた。この温泉は法華院温泉以上にぬるくて、湯船からなかなかあがれなかった。
道の駅湯布院泊。
今宵は中野酒造の純米酒「智恵美人」。
【12月23日】
今日も快晴だ。今日が最後の登山に予定していた由布岳だ。由布岳登山口から平らな草原を抜け、なだらかな疎林を歩いていると、ガサガサという物音。少し離れたところに鹿がこちらを見ていた。近付くと5~10m位の距離を保ち、逃げない。その鹿を気にしながら進むと、気がつけば鹿の群れの中。何でこんなところに人間がいるんだ?というような目でこちらを見ていた。奥多摩なら、すぐに逃げるのに。ここではハンターが居ないのだろう。人間を全く恐れていない。GPSで確認したら、登山道から大きく離れてしまっていた。鹿の群れに気を取られて、登山道を見失っていたようだ。登山道に戻り登って行くと、西峰直下は鎖場になっていた。意外と高度感のある岩場だった。西峰からの眺望を楽しんで、時計回り東峰へ向かった。東峰には団体のパーティーがランチタイムだった。騒がしくてごめんなさいと謝っていたが、三峰女子と比べれば大したことはない。来た方向を少し戻り、日向岳経由で下山した。
今日で登山が最終日のため、居酒屋で関アジ、関サバでひとり祝杯をあげ、ホテルシーウェーブ別府駅前泊。
【12月24日】
昨日迄の快晴とは打って変わり、朝から雨だ。登山中だけ晴れとは、正に自分は持っている男と改めて思う。
佐賀関から四国の三崎港に渡って道後温泉に寄ってから、幼少時の夏休みを過ごした親戚が住んでいる土佐清水に向かおうとしたが、叔父から連絡が入り、道後温泉付近はコロナ感染者が多く、入浴出来ないとのこと。真偽はわからなかったが、あまり感染者のいるところから来て欲しくはなさそうなので、直接土佐清水に向かうことにした。年末年始の大堂海岸クライミング例会(自分はクライミングせず釣りのみ)以来2年ぶりに会う親戚一同はコロナ禍でも以前と変わらず、温かく迎えてくれた。今宵は焼き肉で宴会。
【12月25日】
今日は観光だ。隠居して普段出歩くことが少なくなった叔父が案内してくれるとのこと。足摺岬、竜串と子供の頃に行ったことはあるが、人が少ないことから、寂れた感じだった。叔父は久々の外出で嬉しかったのだろう。お土産に三原村の濁酒を買ってくれた。今日は海鮮で宴会。清水サバ、鰹、ウツボ・・・どれも新鮮で旨く、酒が進んだ。
【12月26日】
今日から帰路である。途中、小豆島でクライミングを計画していた眞鶴らと一杯やろうとしていたが計画中止になり、小豆島の代わりに剣山でも登ろうと、出発。
祖谷のかずら橋に立ち寄ってから剣山に向かった。薄暗くなって来る中、登山口への車道に雪が出てきた。登山口近くになると、真っ暗で細いくねくね道にツルツルの氷。民家などは何もなく、滑ったらアウトという状況。ゲートに着くと、緊張でヘトヘト。しかも、冬季閉鎖中との表示。とてもお気軽に行けるような雪山ではなかったため、装備不足もあり剣山登山は中止とした。真っ暗の中、帰路に就く。
淡路SA泊。
【12月27日】
ガラガラの高速を走り、無事に帰宅。