山行日 2021年2月20日~21日
メンバー (L)小芝(麻)、青木、坂田、木村、高橋(祐)
瑞浪の屏風岩は昨年行ったがとても面白く、今年もまた行ってみたくなった。屏風岩のクラックはなかなか手強く、自分にはリードは難しいが、トップロープが張れるルートが多いということもあり、思い切って例会にして山行に同行してくれるメンバーを募った。更に「女性優先」という条件をつけてみたところ、自分の他に女性4名が集まり、「女クラ、瑞浪遠征」が実現することに。女性メンバーだけで岩場に行くという面白い山行となった。
折角なので、トップロープをどうやって張ったのかも合わせて記録してみることにする。
【2月20日 晴れ】
数日前には雪がチラついたようだが、この日はぽかぽか陽気のクライミング日和。1日目は展望台エリアを中心にクライム・オン!
◆秀則コーナー(5.9)
コーナークラック。トポには、ひたすらステミングと書いてあったが、皆コーナークラックにフットジャムをきめて登る。この方が楽に登れる。
展望台から簡単にトップロープが張れる。
◆原住民(5.10b/c)
フェイスルート。自分は登っていないが、細かいスタンスを拾っていかないといけないようで、見ていて難しそうだった。
展望台から簡単にトップロープが張れる。
◆ロンパールーム(5.9)スラブ
瑞浪らしいスラブ。下部がツライ。
岩の右側から岩の上部に回り、トップロープをかけることができる。
◆あ~らよ(5.8)
このグレードで合っていますか?と愚痴が言いたくなるような、ひたすらオフィズスのルート。オフィズスをあまりやったことのない私は、ここで体中がアザだらけに。涙。
岩の上に回り込んで、トップロープをかけることができる。ボルトがクラックよりも岩の上から見て右側にあるので、支点を長めに作り、木や下部にあるボルトなどを利用して振られ止めを作ったり、少し工夫が必要。
◆アタックNo1(5.10b)
上部の核心部でのジャムの利かせ方がポイント。今回は時間がなく良く分からずに登ってしまったので、次回瑞浪にきたら、じっくりチャレンジしてみたいルート。
◆ウォーターシュート(5.9)
50mロープでいっぱいのロングルートのスラブ。ねているので簡単に登れそうなのに、そこはやっぱり瑞浪スラブ。そんなに簡単に登らせてくれません。景色が良くていいルート。
アタックNo1とウォーターシュートは、ウォーターシュートのある方から道を登っていき、途中で左に入り、少し岩を登ったところに終了点がある。少しわかりづらい。岩の反対側から回り込めるという話もあるが、反対側にどう行くのかはよく分からなかった。トップロープ支点をセットした後、登ってきた道を降りるのは少し嫌らしい感じだったので、懸垂下降でおりる。支点をセットするとこを見に来たハッシーもここで懸垂下降。問題なく降りる。
本日のクライミングはここまで。
下山後、車で瑞浪市内へ。稲荷温泉不老荘で入浴。レトロな雰囲気で、とても落ち着く温泉。その後、市内のときわ食堂で自家製味噌煮込みうどんを堪能。とっても美味しく、体がぽかぽかに。スーパーで宴会用のツマミと酒をゲットし、竜吟湖の湖畔でテント泊。女子トークで盛り上がりながら就寝。トークの内容は皆さん気になっているかもしれませんが、ここでは触れません。陳謝。
【2月21日 晴れ】
昨日よりも更に気温が上がり、春のような陽気。2日目は広場から川を渡ったエリアを回って色々なルートを見学しながら移動。さあ、今日も元気にクライム・オン!
◆エースをねらえ(5.10b)
シンハンド、ハンド、フィスト、オフィズスと変化に富んだ素晴らしいルート。オフィズスが苦手な私は5番のカムをA0用に持参。カムにお世話になりました。苦笑。
展望台から簡単にトップロープが張れる。
◆エクササイズ(5.9)
見た目よりも難しいカンテルート。細かいホールドを拾っていかないと登れない。
岩の上に回り込んで、トップロープをかけることができる。振られ止めをつけないと、トップロープでフォールした時に横の岩にぶつかるので要注意。
◆余裕のよっちゃん(5.8)
咲希ちゃんリード。何度か登っているだけあって安定感バツグン。上部で岩に這いつくばって登って行く感じが何とも不思議なルート。
◆有希子の初恋(5.10a)
出だしが難しい。フレア気味のクラックでジャムが上手くきまらない。青木さんに手の向きを変えてみたらいいよ、とコツを教えてもらったら、何とかトップアウト。
余裕のよっちゃんと有希子の初恋は同じ岩のルート。岩の右側から登っていくと簡単に岩の上部に行け、トップロープを張れる。
以上でクライミング終了。一同帰路へ。
女クラ企画ということもあり、普段男性にやってもらうことが多かったトップロープを皆で協力して張ったり、また女性ならではのムーブを皆で話しながら登ったりなど、普段と一味違った山行となりました。また、初めて外岩クラックにチャレンジしたハッシーも楽しんでもらえたようで良かったです。たまには女性クライミング企画もいいですね。また登りに行きましょう。