山行日 2021年2月20日～24日
メンバー (L)永岡、佐藤(明)、荻原、斎藤(吉)、清水、山崎
去年に引き続き、五色温泉停泊でニセコ周辺を滑る計画をたててみた。
【2月20日】
10時に新千歳空港集合としたが、新型コロナの減便の影響もあり、全員が集合できたのは11時過ぎになった。今日は買い出しと移動だけ。時間があれば、裏山を滑ろうとしたが、五色温泉に到着したのは16時で遅かったため、宴会のみ。
【2月21日】
本日は羊蹄山。札幌在住の山邦さんと合流して、おススメという京極コースを滑る。8:30に京極登山口の山荘に集合ということだったが、ナビに従って行くとどのルートも冬季閉鎖中で行き止まりとなり、行きつくことができず、結局近くのコンビニまで山邦さんに迎えに来てもらうことになった。山荘の入り口付近に路駐して出発。
山荘前の広々とした雪原を一筋のトレースがついている。昨晩山邦さんと一緒だった日本山岳連盟の方々のものだ。自分らと一緒に滑ろうと待っていただいたようだが、待ちきれず先に出発したそうだ。
山荘前でルート確認し、出発。トレース通りに上っていき900mを過ぎたあたりで上から滑ってくる人が見えた。先行した日本山岳連盟の方々だった。1,050m付近の細尾根になる手前で滑り出したそうだ。細尾根を越えると、滑るにはちょうどよい斜度の開けた尾根が広がっていた。この斜面を滑ろうとガンガン登り、1,250m辺りで滑り出そうと、シールを外して用意していると、みるみる視界がなくなっていった。滑り出す頃にはホワイトアウト。大斜面を一気に滑ろうと思っていただけに皆の落胆は隠せない。今回スキーでは初めて使う無線で連絡を取りながら、右の谷を気にしながら少しずつ滑った。足元も見えないホワイトアウトなので、斜度がわからず、恐る恐るの滑降で全然楽しくない。細尾根に着くと視界は若干利くようになり、細尾根過ぎると、先行者のトレースでぼこぼこ。だが、少し下がると斜面は開け、各々キレイな雪面を好き勝手に滑った。あっという間に、山荘に到着。上部の大斜面が見えていただけに、そこが滑れなかった残念なスキーとなってしまった。
が、打ち上げでは明さんの誕生日会も兼ねて盛大に盛り上がりました!!!
【2月22日】
今日はチセヌプリ&シャクナゲ岳。今日は快晴だ。THE DAY！チセヌプリの駐車場からスキー場横のトレースに従ってシャクナゲ岳を目指す。リフト最上部の建物を少し越えた辺りからチセヌプリを右に見ながら、コルを越え、シャクナゲ岳に向かって登っていった。斜面が少し固くなって来た950m辺りで、登りは終了。
シールを外して、北東斜面の長沼方面に滑走！適度な斜度でフカフカのパウダー！最高だ。あっという間に長沼の湖畔。
この後はチセヌプリ。チセを左に見て徐々に高度をあげていくが、900m辺りでガリガリのアイスバーンになってしまったのでこの辺でやめようとするが、何度もチセを滑っている山邦さんがおすすめの斜面と言っている東側の斜面の方に向かって進んで行ってしまったので、それに付いていくことに。50m程横には先行のボーダーが順番に滑り出している。ボーダーの辺りになると、シールでは登れず、ここでシールを外して、トラバースしながら、オススメ斜面に向かった。結局オススメ斜面にはたどり着かず、その手前で滑り出し。意外と雪は重たく、イマイチ。時間を見るとまだ13時前。こんなことなら、シャクナゲ岳の斜面を登り返したらよかったと、皆で後悔・・・。重たい雪面を滑って駐車場に戻った。
【2月23日】
昨晩から雪が降り続いていた。今日は五色温泉から歩いてすぐのイワオヌプリ。冬季閉鎖された車道を少し進んで 北側の尾根から取りついて山頂を目指す。若干ホワイトアウト気味で、先頭を行く山邦さんがいきなり取りつくところで深雪に入り込み、もがきながら尾根に取りついた。そのあとは進む方面にコンパスを合わせて、ほぼ直線に登っていく。斜度が少し出てきた頃には、ほぼホワイトアウト。ここで引き返すことにした。シールを外して滑り出し、すぐに平らな斜面に出たが、登ってきたトレースが見つからない。無線で連絡を取りながら、何とか平らな車道ところには出たが、ここが車道なのか全く視界がない。コンパスとGPSを使って何とか温泉に到着した。今回は持ってきた無線が大活躍だった。
山邦さんとはこれでお別れ。ホワイトアウトの中、車で帰っていった。チセヌプリ駐車場辺りでトラブルがあったようだが、大事にならなくてよかった。
【2月24日】
今日が最終日。昼前には五色温泉を出発することから、五色温泉の裏山を滑ることに。昨日からの雪で最高のパウダーだ。登って滑り降りると、30分弱のお手軽ルート。2～3回登り返して、終了。
今回、どの日もお昼くらいには行動が終了するというノンビリスキー。オーバー50のメンバーには優しい企画だった。