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縦走・白馬岳~白馬鑓ヶ岳
瓜田 仁美

山行日 2021年7月17日~18日
メンバー (L)木村、小幡、鈴木(一)、川口、菊池、高橋(祐)、大瀧、寺井、瓜田

大雪渓 【7月17日】
 前日は近場で前泊、猿倉の駐車場に車を停めて身支度していると、次々と車がやってくる。やはり人気の山は違うなぁと実感。間もなく猿倉荘に着くとハギーさん登場!我々とはルートが違うが、この後頂上宿舎まで行動を共にする。
 晴天で景色は良いのだがとにかく暑く、どんどん水を飲んでしまう。私は白馬は初めてなのだが、大雪渓の上は噂通りひんやりして快適だ。足にも優しく、このままずっと雪渓で良いという気分。ここでお揃いの変わったアイゼンをつけているパーティがおり、下山時に知ったのだが、猿倉荘で販売しているものだった。

力持ち!  雪渓を通過し、暑いし荷物も重いので、景色を眺めながら何度も休憩。テン場が気になるので、途中で鈴木さん・川口さんが先に行きスペースを確保することになった。疲れる階段を乗り越えてようやく宿舎へ到着した。寺井君は、足がつったメンバーの荷物を持ってダブルザックで現れた。「ここにひっかけるんです」とさらりと言うが、そうではなくてその体力が凄い!
 テントに荷物をデポして白馬岳山頂へ向かった。山頂は思ったより地味だった。集合写真を撮った後はお楽しみのレストランへ。山頂にこんな洒落た建物があることに驚いたが、今サイトを見たらホテルのような個室もあって更にびっくり。思い思いにケーキ、コーヒー、ビール等を買ってしばしティータイム。夜はテン場で美味しい夕食を食べてから就寝。なぜか男性陣はテントの外でロマンチックに星を眺めながら寝ることになったが、途中で寒くてテントに入った模様。

白馬岳山頂カフェタイム

【7月18日】
 今日は白馬鑓ヶ岳をピストンして下山する。昨日に続き快晴で雲海が綺麗だ。途中の杓子岳の山頂手前はガレていて少し歩きづらい。この後白馬鑓ヶ岳まで色々可愛い花が咲いていた。白馬鑓ヶ岳から戻る途中で少し上のほうにカモシカを発見。背後から日が当たり、何だか神の使いのようだった。

雲海白馬鑓ヶ岳

 テン場へ戻ると残っているテントは数張りほど。テントを撤収、水を補給し昨日来た道を引き返す。雪渓の手前でアイゼンを装着するのに安定した場所がなく、少し手間取った。スペースが無いので準備が出来た人から雪渓を下り、私は先の方を歩いていたのだが、いつの間にか小幡さんと高橋さんが追いついてきた。その後も二人が凄いペースで下って行き、最初は私も頑張ったがついていけなくなったので早々に諦めた。
 下山後は温泉でさっぱりし帰路についた。とにかく2日間晴天で絶景を楽しめる山行となった。

〈コースタイム〉
【7月17日】 猿倉荘(6:40) → 白馬尻小屋(7:40) → 避難小屋(11:50) → 白馬岳頂上宿舎(12:40) → 白馬岳(15:00)
【7月18日】 白馬岳頂上宿舎(5:10) → 杓子岳(6:15) → 白馬鑓ヶ岳(7:20) → 白馬岳頂上宿舎(9:30) → 避難小屋(10:50) → 白馬尻小屋(12:50) → 猿倉荘(13:34)

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