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沢登り・前川大滝沢
永岡 恵二

山行日 2021年7月17日
メンバー (L)永岡、津田、清水、長浜、平山

 昨年、O氏企画の初心者沢登り例会に三峰喜び組が集結し、O氏が喜びあったことが羨ましく、今回、自分でも初心者沢登り例会を企画してみた。結果、4人の喜び組が参加してくれて、楽しい例会となった。

ウォータースライダーで大はしゃぎ  朝、峠駅に集合した鉄道作業員のガヤガヤで目が覚めた。外を見ると、空は真っ青な快晴で絶好の沢日和になっていた。ちょうど前日梅雨明けとなったのだ。峠駅から今夜の宿福島屋へ車で移動すると、入渓点付近の駐車場は既に一杯で、多くの人が集まっていた。我々はその先の福島屋の駐車場に車を停めて、のんびり沢準備。準備を終えて、入渓点に向かうと、既に駐車場にいた大人数はいなくなっていた。
 朝なのにすでに暑い。入渓してきれいな滑床をのんびりと遡行する。今回前川大滝沢が5回のともみさんも、沢自体が3回目というハマコも皆、真っ青な青空、きれいな沢の遡行に興奮気味。ひとりおじさんは、喜び組との遡行に興奮。ここは、頭を冷やさないといかんと、滑床のポット(水たまり)のウォータースライダーで頭を冷やす。これを見た喜び組も続いてウォータースライダーで大はしゃぎ。
 大滝に到着。喜び組は大滝のスケールに大興奮。おじさんの興奮も最高潮!ここで煩悩を打ち消すため、しばし滝行で精神を落ち着かせる。

滝行大滝に大興奮!

へつる津田ちゃん、突っ込むともみさん  大滝を眺めながら、こんなところ登ろうとする人は頭がおかしいね。なんて話していると、横にいた別パーティーのガイドさんが登れるんですよと。登った本人に向かって頭がおかしいなんて言ってしまってごめんなさい。
 大滝は登れないので、左から巻く。しっかり踏み跡があるので、迷うことはない。ともみさんが一部トラバースのところが怖い箇所があると言っていたが、しっかり踏み固められており、問題なくトラバースできた。
 大滝を越えても、滑床の沢は続く。沢も後半になると、名残惜しいと、ともみさんが無駄に水の中に突っ込んでいく。逆に津田ちゃんは寒いと水を避け、へつったり、巻いたりしながら遡行。お助け1回、ロープ1回を出したが、特に危険な場所はなく、遡行が楽しめた。

 源頭部に近づき、最後の二俣を左に進むと登山道と交差して下山の予定が、登山道に気づかず、潜滝まで行ってしまった。戻ると、後続パーティーが登山道に入るところだったので、登山道を見つけることができた。色褪せた赤布が目印であったが、興奮気味のおじさんと喜び組は見逃してしまっていた。
 そこから快適な登山道を下ると思っていたが、刈込されておらず、藪の中を大滝展望台まで歩くことになった。展望台から下はきれいに整備されており、快適な登山道を下り、福島屋に到着した。
 福島屋の温泉で汗を流し、居酒屋三峰福島屋店の開店。喜び組4人の来店に、店長は大興奮。楽しい夜が更けていくのであった・・・。

喜び組来店!喜び組来店!
喜び組来店!喜び組来店!
乾杯!!!

〈コースタイム〉
福島屋駐車場(入渓)(7:40) → 大滝下(8:40) → 大滝上(9:20) → 登山道(遡行終了)(14:00) → 福島屋駐車場(16:00)


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