山行日 2021年9月11日~12日
メンバー (L)永岡、高橋(史)、梅田
銀山平の船着き場の軒先で小宴会し、仮眠。5時過ぎに目が覚めると、大雨。気持ちが全く乗らない。雨雲レーダーを見ると、6時過ぎに小降りになるようだったので、のんびり用意し、小降りになってから出発した。
7時に石抱橋を出発。入渓点迄1時間くらい林道を歩くが、すぐに藪となってしまい、快適なところは少ししかなかった。8時に入渓。しばらくは川原歩きだ。膝上くらいまで浸かると、水温の低さに、雪渓の存在が頭をよぎった。今年は雪が少なかったので、雪渓は殆どないと思っていた。暫く行くと魚止めの滝だ。ここは右のルンゼの草つきを高巻く。つかめる木が上部にしかないため、そこまではバイルを使って慎重に高巻いた。梅ちゃんは初めてのバイルで使い方がわからなかったようで、後ろのヨコチンが突っ込みを入れていた。しばらく進むと二俣に到着。ここで9時。持参したガイドにはここから4時間で登山道とあったので、15時位には登山道に出られるかなぁと呑気に話をしていた。
ここから先は遡行図では上部までゴルジュ帯で、地形図では雪渓マークで水線がところどころ消えている状況である。しばらく平坦な河原だったがすぐに滝が現れた。一応GPSで確認すると、最初の雪渓マークのところだった。ここからが滝登りのスタートだ。
遡行図には滝マークがぎっしり記載してあったが、実際はそれ以上だった。殆どロープも出さずに登れる小滝だったので、それなりに楽しい。午後には天気が良くなると期待しながら、ガンガン滝を登って行った。運のいいことに雪渓は全くなかった。しかし、午後になっても天気は良くならず、時折小雨の中、滝を登り続けた。
白沢のクライマックス20m7段の滝下に到着した時には、皆疲労で笑顔が消えていた。
この先には15m4段、4mトイ状の滝と全く休ませてくれるところがないのだ。滝の数を数えず、ただひたすらに登って行ったら、いつの間にか1395mの最後の二俣に到着していた。ここを右に行くと百草ノ池で最短で登山道に出られるが、左に行って10mの滝を越えると藪漕ぎなしで登山道にでるという記録を信じ、左に進んだ。ところが、上部に行くと急斜面で濡れた根曲がり竹の藪となってしまった。根曲がり竹を掴みながら、何とか登山道に到着。ちょうど18時だった。何とか暗くなる前に登山道に出ることができ、安心した。
あとは小屋まで登山道を行くだけだ。思った以上に急斜面で疲れたが、19時30分に小屋に到着。小屋は既に満員で、暗くなっており、とても打ち上げをできる状況ではなかったので、小芝隊のジャンボテントにお邪魔させていただくことになった。
持参した菊水1.5Lで居酒屋三峰をオープンさせていただいた。どうもありがとうございました。
〈コースタイム〉
石抱橋(7:00) → 入渓(8:00) → 二俣(9:00) → 登山道(18:00) → 駒の小屋(19:30)