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渡渉訓練・丹波川本流
石毛 恵

山行日 2021年7月18日
メンバー (L)千葉(快)、野畑、小芝(麻)、佐藤(功)、軽部、石毛

 昨年までは沢にはあまり積極的に参加してこなかった。岩登りに集中しようと思っていたこともあるが、泳げないので沢に苦手意識があった事が大きい。ただ、沢の盛んな三峰にあって沢に参加しないのはとても勿体ない事なのではないかと思い、今年は苦手意識を克服し、出来るだけ沢に行こうと決心。シーズン前にはプールに通い練習し、渡渉訓練にも初めて参加させてもらった。

渡渉訓練 フィックスロープを張っての渡渉  私と軽部さんは日曜日の渡渉訓練のみの参加だったので、土曜日に海沢谷を遡行したメンバーと道の駅たばやまで合流し、丹波川へ向かう。入渓してすぐの場所で早速渡渉訓練を開始することになった。
 訓練内容は
 ①2人でのスクラム渡渉
 ②3人でのスクラム渡渉
 ③サークルスクラム渡渉
 ④フィックスロープを張っての渡渉
 ⑤末端交換三角法

電車ゴッコ  リーダーの快晴君が、その都度注意点を交えながら説明をしてくれて、とても分かりやすい。
 渡渉訓練を一通り終え、休憩を挟んで早速丹波川本流の遡行を開始する。昨日今日は晴れていても、それ以前に降った雨の影響で沢は増水気味。歩き進めて腰くらいの深さになり、歩くのが若干困難になってきたところで、快晴君から「電車ゴッコしまーす」の号令が。電車ゴッコって何だ??と思っていると、みんな縦一列に並び、前の人の肩に手を置き、前の人を後ろの人が押すように進んでいくと推進力が生まれ面白いように進んでいく。なるほど、これは電車ゴッコだと感心。

ザックピストン法  次に出てきた約15mのトロはザックピストン法で渡る。
 渡り切ったところで増水の為撤退してきたパーティと出会う。話をきいてみると、先を進むのは、なかなか厳しいようだが、せっかくなので我々も行けるところまで行ってみようと先に進む事にした。しかし、釜を持つ3m滝が見えてきたところで水流もかなり強くなり全員が安全に渡れそうになかったので、残念ながら我々もここで撤退を決定し、来た道を戻ることに。ザックピストン法で渡った箇所は流れに任せて各々泳いで渡る。ザックの浮力に加えて青木さんにお借りしたライフジャケットのおかげで安心。ついでにバタコさんの着ているmont-bellのパドルベストも借りて泳いでみる。泳ぎに不安のある私はライフジャケットを購入するかパドルベストを購入するか迷っていたのだ。両方試した結果、パドルベストは適度な浮力がありライフジャケットほど嵩張らず、防寒にもなるのでとても良い。購入決定。
 泳いだり、へつったりしながらあっという間に入渓点に戻り遡行終了。丹波川本流の遡行自体は短いものだったが、訓練を含めると充実した1日だった。講習を開催してくれたリーダーに感謝です。ありがとうございました。


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