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岩稜ハイキング・星穴岳
高橋 祐美子

山行日 2021年11月13日
メンバー (L)梅田、高橋(史)、清水、高橋(祐)

 「空中懸垂下降」で有名な妙義の星穴岳。
 リーダーのうめさんに誘って頂いて参加させてもらった。
 道の駅みょうぎで前泊をして、当日朝に中之嶽神社の駐車場へ移動。紅葉シーズンだからか、結構車は停まっていた。
 金色に輝く「日本一のだいこく様」の前を通り、長――――い石段を上がり、境内へ。今回の安全を祈ってから出発。第一石門の少し先に「見晴台」というテラスがあり、小休憩。この日は雲一つない空で、紅葉に染まる景色を楽しんだ。
雲一つない妙義  鎖場を通ると西岳と中ノ岳の間のコルに出て、左手の方向に進んだ。反対側の中ノ岳の方にもすでに取りついているパーティーがいた。
 分岐からまもなく、最初のちょっとした岩場に出た。もろそうに見えて意外としっかりしたホールドが豊富で、登りやすかった。ロープは出さずにお助け紐で登った。
 もう一か所岩場を経て(こちらは念のためロープを出してもらった)、西岳に到着。
 西岳からは懸垂下降。支点あり。下の方は見えないくらい距離があった。
 ここから先しばらく北側斜面で寒かった・・・。
 その次に現れたのは岩場のトラバース。ボルトが打たれていた。ロープを出してもらって、アッセンダーで進む。
 その後も岩稜帯を進み、山頂直下の岩場に到着。荷物はデポしてロープを張って登った。
 星穴岳の山頂に到着。地元の方の手作りの可愛らしい看板がお出迎え。山頂部分はそんなに広くはなく、後ろからも数パーティー来ていたので、すぐに元の場所へ懸垂下降した。
 お昼を食べたら本日のメインイベントの空中懸垂下降。南側を降りた。ここもあらかじめ支点があった。
 足のつかない懸垂下降は初めてでドキドキしたが、足を離してみても意外と安定していて、徐々に楽しくなってきた。

山頂直下の岩場を登るリーダー可愛らしい看板と我々

 足元が砂場のような「居抜き穴」の前に下りたら、もう一回懸垂下降。最後の懸垂下降を無事に下りきって、満足して下山。
 しかし実はここから左上に向かうと、もう一つの大きな穴「むすび穴」に行けたらしい。私たちは見落としてしまった。なんかピンクテープがあるな、とは思ったのだが・・・。
 下山道は落ち葉がわんさか積もっていて、滑りやすかったり踏み跡を見失ったりで、意外と曲者だった。ところどころの目印を探しながら進んだ。
 曲者下山道を進み切ると、轟岩への分岐へ。この辺になると登山者ではない人も多く、轟岩には幼稚園くらいの子どもを連れた家族などもいた。轟岩も眺望抜群。西上州の大パノラマを満喫してから神社へ戻った。
 天気が良くて暑かったから、神社で食べたソフトクリームがとてもおいしく感じた。
 うめリーダー、よこちんさん、みーこさんとの笑いの絶えないバリエーション山行、とても楽しかったです。ご一緒できてよかったです。ありがとうございました!

くるくる回っております曲者下山道でも笑顔あり

〈コースタイム〉
中之嶽神社(7:50) → 中之岳・西岳分岐(9:00) → 西岳(9:30) → 星穴岳(12:10) → 轟岩(14:35) → 中之嶽神社(14:55)


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