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藪コギ山行・四郎岳
瓜田

山行日 2022年4月23日~24日
メンバー (L)津田、小幡、瓜田

地味な四郎岳山頂  当初は5人のメンバーだったのだが、不測の事態発生2連発により最終的に3人となったこの山行。
 前日4/22に沼田に入り、翌日4/23は沼田駅06:15のバスで鎌田バス停まで移動、バス停からスキー場までは予約しておいたタクシーに乗った。
 スキー場から少し車道が続いた後は、尾根に向かって軽い藪の中を通った。途中で雪が出てきたので水に困ることはないと安心していたが、次第に藪が激しくなってくる。笹薮がどんどん濃くなり、笹を掴んでも足が滑ってずり落ちるし、何とか立ち上がってもその先は木や枝が生い茂っており、どうくぐり抜ければよいかわからない。もっと雪があれば楽だったのだろうが、タクシーの運転手さん曰く今年は雪解けが早いのだそうだ。
 稜線に出れば歩きやすくなるかもと期待していたが、急登はなくなったものの相変わらずの藪でスムーズに進めない。この調子では、予定の鬼怒沼で幕営し、日光沢温泉まで行くのは難しいのではないだろうか。そもそも雪藪山行に参加したのだが、もう藪はお腹いっぱいな気持ちに・・・。
 四郎岳手前は少し開けて気持ちの良い場所だった。山頂を通過した後はかなり急な下りになるので、ベテラン小幡さんに先頭を歩いてもらい、私は小幡さんに続いて時々ずるずる滑りながら下りた。津田さんは寝不足のため途中で眠気に襲われていたが、この下りでは目が覚めたらしい。
 計画より大幅に時間がかかりとても鬼怒沼までは行けないので、この日は四郎峠で幕営することにした。温かい日で夜は風も殆どなく、夜中に目を覚ましても静かすぎて不思議なくらいだった。

 翌日4/24は燕巣山から湯沢峠へ降りる選択肢もあったが、無理をせず四郎沢から丸沼温泉へ下りようということになった。沢の状況次第ではあるが、かなりコースが短くなったのですっかり気楽な気分に。
 昨日の四郎岳の後の下りが結構大変だったので、四郎沢もそんな感じだったら嫌だなと思っていたが、昨日より歩きやすかった。とは言っても注意は必要なので、やはりここも小幡さんに先頭をお願いした。

途中には眺めが良い場所も四郎沢

 丸沼温泉からは遊歩道を歩いた。津田さんが帰りのタクシーを呼んでおいてくれ、良いペースで歩いたのでかなり早くスキー場に到着するのではと思っていたが、雪がなくなったと思ったらまたすぐに出てきたりで、意外と時間がかかった。
 スキー場からは昨日と逆パターンで沼田駅に戻り、電車を待つ間に近くのお店で色々お土産を買った。温泉の営業時間が合わず、入れずに帰ったのが少々残念だった。
 来年は日光沢まで行ってみたい。

〈コースタイム〉
【4月23日】 丸沼高原スキー場(8:05) → 四郎岳(13:40) → 四郎峠(14:50)
【4月24日】 四郎峠(6:00) → 丸沼温泉駐車場(7:40) → 丸沼高原スキー場(9:15)

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