山行日　2022年7月30日～31日
メンバー　(L)永岡、川口

　お盆の北海道ピリカヌプリ遡行前に沢慣れしておきたいと思い、三重泉沢を企画してみた。ここは三峰の記録ではゴルジュ帯を抜けたあとの上部の記録があったが、下部のゴルジュ帯の記録がなかった。募集をかけたところ、川口さんが手を挙げてくれた。

【7月30日】
　車のある川口さんなので、土曜日朝発にした。4時半に永岡宅集合で現地に向かった。
　7時過ぎにゲートに到着すると、既にゲート前には車が数台停まっており、スペースがないため、ゲートから少し離れたところに駐車した。林道を1時間40分ほど歩いて三重泉橋から入渓。右岸の踏み跡を少し進むと、すぐに堰堤があり、10mほど手前の右側から巻けそうと思って登るが、堰堤までは行けそうもなく悩んでしまった。降りて別のルートを探すと堰堤すぐ手前の右側に踏み跡があり、越えることができた。暫くは川原歩きだが、1時間ほどすると渓相が変わってゴルジュ帯となり薄暗くなった。泳ぎを期待していたが、どこも足がついてそのまま直進できてしまい、ちょっと物足りない感じだったが、中部ゴルジュ帯の最初のCS滝は水量の多さでとても近寄ることも出来ず、で今回初の高巻きとなった。
　その後すぐに4mのCS滝が現れ、これは左岸から高巻いて、懸垂で戻った。

　その後の上部ゴルジュ帯も日陰だったが、暑さもあり、水量が多い滝も、気持ちよく水流に突っ込んで行けた。13時半位にゴルジュ帯を抜け、川原になった。午後から天気が崩れる予報だったが、天気は持った。余裕があったので、ここで竿を出して釣り開始。4匹ほど釣り上げ、幕場へ。広河原につくと既に2日目という釣り師が幕を張っていたため、少し先の砂地に幕を張ったところ、雨が降り出し、みるみる川の色が茶色に変わっていった。この日は酒好きの二人だったため、食事なしでつまみと酒をたっぷり楽しんだ。

【7月31日】
　朝一に幕場近くで釣りを楽しんで、帰路についた。広河原に泊まっていた釣り師の話ではピンクテープがしっかりついているので、気を付けて行けば迷うことはないと言っていたが、途中テープを見失い、1本急なルンゼをトラバースする羽目になった。ニグラ峠に上がると、大きなミズナラの木があって、そこで小休止していると、首筋に違和感を感じた。触ってみると、ミヤマクワガタ。昆虫好きの川口さんはしばし、撮影会。その後はピンクテープを辿って、林道に到着。林道からゲートまで暑い中何とか無事に下山した。