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集中山行 平標山
縦走・谷川岳~国境稜線~平標山
橋本 千尋

山行日 2022年9月10日~11日
メンバー (L)佐藤(明)、橋本

裸足でウロウロ  平標山集中山行、国境稜線縦走隊です。谷川岳ロープウェイから入り明さんとふたりで、親子に見られるか、パパ活と見られるかなど話しつつトマノ耳へ。谷川岳は大勢の登山客で賑わっていました。オキノ耳へは行かずに平標山方面へ進むと、突然人の気配が消えましたね。ここから先はとにかく美しい稜線歩き。どこまでも続く笹原は本当に素晴らしかったです。特に赤谷川とオジカ沢ノ頭付近は、静寂と澄んだ空気と自然の造形美で神秘的な雰囲気を感じられて、「神々の原っぱ」と名付けたいと思いました。明さんはこの山をスキーで何度も滑ったことがあるようです。気持ちがいいだろうなぁ・・・。スキー滑れないけど・・・。何度も訪れた谷川主脈、雪がない時期に来たのは初めてとの事。雪があっても無くても美しいとの事で、一緒に感動を分かち合えて嬉しかったです。
 前日の酒盛りで睡眠時間が少なく、水も多めに背負ってヘトヘト、越路避難小屋泊予定でしたが、稜線の感じからテントを張るスペースが小さいのではなどの心配事が重なり、急遽大障子避難小屋泊に変更。三峰パーティーの他に越路で宿泊者がいたみたいで、避難小屋の周りは張れて1張程度だったのでこの判断は正解でした◎13時前には宴会開始。大障子避難小屋は広くて快適、ドアを開けて景色を見ながら、飲んで昼寝して飲んで、裸足で原っぱウロウロして、飲んで、という感じで、19時頃就寝。
見渡す限りの笹原  翌日は4時半に起床。快晴で最高のハイキング日和です。万太郎山へ続く稜線は相変わらず素晴らしい。日照りが強く、エビス大黒ノ頭あたりでは、だいぶ体力を消耗していました。平標山の到着予定は正午と見込んで、無理せず行く事に。仙ノ倉山まで行くと、登山客で賑わってきました。いよいよ平標山の山頂が見えてきて、明さんに「もーとーって言ってみて!」と促され、他の登山客が居たので躊躇しつつ、いっせーのせでもーとーコール。三峰か定かではなかった人影が手を振ってくれて、嬉しかったです!
 三峰メンバーが様子を見に集まってきて、メンバーに見守られながらのラストスパート。残り僅かのところでエデンさんが実況を始めて、和田さんが「サライ」のBGMかけ始めて。集合時間の正午まで残り1分のところでギリギリ時間内のゴールができました。まきさんが「なんか感動~」と言っていたり、明さんが「最後ななめになっていたよ」と言われていたり。この状況が面白かったです。笑
 隊長、2日間共装をほとんど背負って、ご飯のフォローもして、常にリードをしてくれてありがとうございました。パパ活よりは、親子に見られていたのではないかなと思います(^^)素晴らしい稜線の中を一緒に歩いて感動できて嬉しかったです。またよろしくお願いします。

〈コースタイム〉
【9月10日】 天神平(7:40) → トマノ耳(10:10) → オジカ沢ノ頭(11:30) → 大障子避難小屋(泊)(12:40)
【9月11日】 大障子避難小屋(5:50) → 万太郎山(7:30) → エビス大黒ノ頭(9:50) → 仙ノ倉山(11:15) → 平標山(12:00) → 元橋(14:30)

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