山行日　2022年9月10日～11日
メンバー　(L)渡辺(靖)、別所、天城、和田、小芝(麻)、宮本、他1名

　今年の集中山行は平標山、日帰りでも6-7時間程で歩けるコースを1泊2日で行く、宴会付きお手軽山行を企画しました。6名のメンバーに加えて、お試し山行として谷隼太さんが参加してくださいました。また、江村さんと藤井さんのパーティーが同ルートで集中に参加するとの事で、夜の宴会は合流する予定、にぎやかな山行になりそうです。

【9月10日】
　朝9時半、車3台で平標山登山口に集合しました。メンバーの自己紹介や準備を終えて、少し遅めの10時15分に登山スタートです。
　今日の目的地の平標山の家までは行程の半分は林道になっていて、岩魚沢という沢に沿った道を歩いていきます。「岩魚沢」とは、イワナがたくさんいるのでしょうか!?天城さんは途中で釣りをしたいとの事で、今日は釣り道具をご持参です。一方お試しの谷さんは山に泊まるのは今日が初めてで、背負っている70Lザックやシュラフは新品おろしたてだそうです。和田さんから沢登りについていろいろと教わったり、虫取りあみを振ってエサを調達している天城さんの姿にも興味深々です。ベテランの方から若手の方まで参加してくださり、嬉しく思いました。1時間程歩いたところで、
「では、私はこの辺で。」
と言って、天城さんは急な斜面を沢へ向かってサクサクと降りていきました。イワナは釣れるのでしょうか、頑張ってください！
　さらに15分程歩くと林道の終点。こちらで別所さんの奥様特製の、手作りおいなりさんをいただきました。しょうががたっぷり入っていて、とっても美味しかったです。別所さんの奥様、ご馳走様でした！

　さてここからは登山道を登っていきます。途中ですれ違ったご夫婦が
　「大きな荷物ですね、泊まりですか!?そういえば小屋の前で、泊まりだという方がもうお酒を飲んでいたわよ。」
　と声をかけて下さり、それはきっと先に到着して一杯やっている江村さんと藤井さんなので、「多分仲間です！！」とお答えし先へ進みました。
　林道終点から2時間ほどで平標山の家に到着。見慣れた顔のお二人が「待ってたよ。」と、ビールを片手に楽しんでおられました。安心感のある光景にほっとします。
　このあと行く予定だった大源太山へは明日行くことにして、私たちも早速宴会の準備に取り掛かりました。日本酒やワインを瓶ごと持ってくるなんて、みなさんやる気満々です。
　一時間後には釣りに行っていた天城さんも無事に到着。残念ながら岩魚沢にイワナは、いなかったそうです。
　会のレジェンド(?)と呼ばれる方々との貴重なお時間を、暗くなるまで野外で楽しみました。今夜は満員の避難小屋に泊まらせていただきます。

【9月11日】
　ちょうど朝日が昇る頃に起床。窓の外は朝焼けがとても美しく、そちら側にもベンチがあったので、外に出て朝食をいただくことにします。朝の景色と清々しい空気の中、ゆっくりとコーヒータイム。まきさんが梨を剥いてくれました。朝から贅沢です。

　今日は12時の集中の前に、昨日行く予定だった大源太山をピストンしようと思います。
　軽装備を持って6時半に小屋を出発。江村さんと藤井さんは、カッパを羽織り杖とペットボトル1本を手に持った、ほぼ手ぶらのようなスタイル。さすがです。
　大源太山へはゆっくり歩いても1時間程で到着します。山頂は広くはありませんが、静かで眺望も良くとても素敵な所です。
　のんびりと30分ほど過ごし、小屋へ戻りました。途中、登山道の脇にオレンジ色で細長い不思議なキノコを見つけました。猛毒のカエンタケと思われます、触らないように！

　小屋へ戻ってくると、日帰りで登ってきたアッコさんと道祖土さんパーティーにお会いしました。集中山行では、こうして久しぶりや初めましての方々ともお会いできるのでワクワクします。
　すでに11名の三峰メンバーがそろったところで、山の家を後にして集中場所の平標山山頂へ向います。皆さん各々のペースで、11時半には皆無事に山頂に到着しました。
　その前に、山頂直下でのお話しですが、別所さんが突然「水を、くれないか・・・！」と。
　「え。別所さんお水持ってないんですか!?」と聞くと、粉末で作ったアクエリアスが濃すぎて飲めないのだよ・・・、との事。そういえば今朝、700ml位のボトルの水に、1L用の粉末を｢大丈夫だ。｣と言って全部溶かしていた別所さん。それは甘くて、喉が乾きそうですね・・・。アクエリアスは用量を守って正しく使いたいです。ちなみにそれは水で薄めたのですが、後々今度は｢味が好きじゃないな。｣と言って和田さんのお水と交換したのでした(笑)。
　山頂では、すでに集まっていたみんなが笑顔でお迎えしてくれました。みんな楽しそうです。「あそこで何してたの？」と聞かれ、「ちょっとアクエリアスが濃くてね。」と返答。三峰の仲間たちは、本当に楽しくて面白くて、ありがたいなぁと思います。他のパーティーではどんな事があったのか、後でお話を聞くのがとても楽しみです。

　ゆっくりペースで下山し駐車場に着いたのは16時頃でしたが、先に着いていた天城さんは下山口で待っていてくださり、「お疲れさま。」と言ってくれました。こちらこそお疲れ様でした！
　今回ご一緒させていただいたレジェンドの皆さまの、たくましさや、いつまでも三峰を愛し続けるお姿には尊敬しかありません。とても楽しかったです。メンバーの皆様、ありがとうございました。そして、ご自分で作られたアクエリアスの味にちょっとワガママを言ってしまう別所さんでしたが、私たちはそんな別所さんが大好きです！