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縦走・女峰山
佐藤 功

山行日 2023年5月20日~21日
メンバー (L)佐藤(功)、山蔦、渡辺(靖)、他1名

 90周年記念山行のテーマは、世界遺産であり、女峰山は、世界遺産ではないが、麓にある二荒山神社が世界遺産になっていて、女峰山をはじめ、男体山と太郎山がご神体となっているので、二荒山神社と合わせて、記念山行としました。
 また、日光方面に来ると女峰山と男体山が車窓から見え、いつか登ろうと思っていたところ、記念山行をきっかけに、大真名子山と小真名子山とあわせて日光連山を縦走することにしました。

二荒山神社にお参り 【5月20日】
 1日目は、東武日光駅08:30集合で、徒歩で二荒山神社へ向かった。5月下旬でちょっと汗ばむぐらいであり、天気は曇り、山は雲で隠れていて、残念ながら駅から女峰山を望むことはできなかった。
 世界遺産の二荒山神社は、時間帯が早いせいか、観光客は多くない。境内に入りお参りして、二荒山神社の入口の脇から、登山道に入り白糸滝の分岐を目指す。
 白糸滝分岐では、外国人観光客がいて、英語なので、通じているか不明だが、白糸滝の場所を教えてあげたりした。もう一人、日帰り欧米系外国人男性は、我々と同じ女峰山の登山道へ向かって行った。
 ジメジメした登山道を行くと、2名の日帰り登山の女性とすれ違い、「ヒルが立っていたので、戻ってきた」とのことで、注意しながら進むと、確かにヒルを発見した。
 途中、先に行った日帰り欧米系外国人男性が戻ってきて、熊の写真を見せられて、ここに熊がいるか聞いてきたので、いると答えると、下山していった。英語なので、どこまで通じているかわからない。
 登っていくと霧雨っぽくなってきて、標高1,000mぐらいのところでは、ヤマツツジが一面に満開になっていて、ちょうど見頃な感じであった。避難小屋まで緩い登りなので退屈であったが、癒やされた。
 我々が登って行くと、下山したはずの日帰り欧米系外国人男性が登り返してきて、追い抜いて登って行った。どのような思考回路かわからないが、女峰山を目指しているのかもしれない。霧雨で景色は悪いし下山時間も遅くなるし、心配していたら、日帰り欧米系外国人男性が下山してきて、そのまま何も交わすことなく、下山して行った。無事下山したことを願う。
 霧雨のまま避難小屋に14時半頃到着し、女峰の名水といわれる水場に行った。大量に出ていて美味しい。避難小屋は、40人ぐらいは入れる感じで、1階に学生グループ10人位が先に到着していて、2階に我々のみで、快適に過ごすことができた。
 早速おつまみを持ち寄り、まったりしていると学生たちは、18時に就寝ということで、静かに夕飯にし、21時に就寝した。  小屋はキレイで、3シーズンシュラフでちょうどよい感じであった。

【5月21日】
 2日目は、03:30起床、学生と同じで、5時前に出発した。予報通り晴れており、女峰山の頂上を目指すと、一面の雲海を見る事ができた。
 小真名子山、大真名子山と縦走し、縦走した尾根を振り返りることができるなど、気持ちいい縦走路であった。大真名子山北側斜面は、残雪が少々あったが、通行には特に問題なかった。
 志津乗越から日光アストリアホテルまでは、長い林道を約2時間でダルい。林道では、日光アストリアホテルの温泉ランチを食べたい一心で、なんとかランチ締切りの13時半ぎりぎりに到着でき、記念山行を終えることができた。
 縦走路は、一般ルートであり危険なところは無く、あまり人とも会わず、満開のヤマツツジ、雲海を見ながら縦走、温泉ランチと大いに楽しめた記念山行となりました。

雲海をみながら登頂女峰山にて
〈コースタイム〉
【5月20日】 東武日光駅(8:45) → 二荒山神社(9:30) → 唐沢避難小屋(14:30)
【5月21日】 唐沢避難小屋(4:50) → 女峰山(5:40) → 小真名子山(8:20) → 大真名子山(10:00) → 志津乗越(11:30) → 日光アストリアホテル(13:20)

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