山行日 2023年8月26日
メンバー (L)大瀧、鈴木(章)、大田、鈴木(一)、萩原
奥美濃の山に興味を持ったのは昨年。愛知県出身のため身近な地域としては知っていたが、派手さがあるわけでもなく、そこまで興味を持つことがないまま今に至っていた。そんな中、出場しようと考えていたOMMの会場に奥美濃が選ばれたのである。調べてみると渋い低山が幾重にも連なる面白そうな山域なのだ。是非とも行ってみたい!そんなことを思っていたら、昨年の愛知川沢登りの際にあっこさんが奥美濃の山を調べていることを耳にしたのである。これはチャンス!とあっこさんにお願いし実現したのが今回の山行である。
今回登った平家岳は、その昔源平合戦に敗れた平家の残党が山頂に住まいを構えた等、様々な落ち武者伝説が残る1,440mほどの山である。九頭竜湖に流れ出る面谷川沿いの林道を通り登山口に向かうのだが、ところどころ道が崩れており車を降りて岩をどかしながら進んだ為、想定よりも登山口まで時間がかかってしまった(この山の核心は間違いなく登山口までの林道)。
6時半ごろ登山を開始。1,000mを超えたあたりから日を遮るものがほぼない。そのため見晴らしはよく美しい山の連なりに目を奪われるのだが、8月の猛暑の中では暑すぎてそれどころではない。木陰を探しながら小まめに休憩をとり平家岳の山頂を目指した。
平家岳の山頂は、伝説にある通り住まいを構えられるくらい開けており素晴らしい景色を一望できた。のんびり山頂で休憩をとった後、もう一つの目的である「郡上踊り」に向けて急ぎ下山をした。
下山後はKGさん率いる沢隊と合流し郡上踊りに向けて浴衣に着替え準備をしたのだが、19時からまさかの激しい雷雨。とにかく雨の激しさと稲妻がすごい。これは中止か?と思っていたら、宿の女将から「時間通りやりますよ!」とのこと。おそるべし郡上踊り。半信半疑で会場に向かうと沢山の人がいるではないか。雨の中、20時過ぎから盆踊りがスタート。三峰の踊り子もびしょ濡れになりながら22時まで郡上踊りを堪能した。
「春駒」「かわさき」と曲と踊りをそれとなく覚えたが、保存会から踊り上手に渡される「郡上踊り免許」は残念ながらもらえず。「来年こそは・・・」と心に誓い念願だった奥美濃山行を終えた。
ちなみに、有料で開催される踊りの教室に参加した後で郡上踊りに参加したいと意気込んでいたKGさんと折角甚平に着替えた荻さんは激しい雷雨に心折れたのか、宿でゴロゴロとくつろぎ踊らずじまいとなりました(笑)
〈コースタイム〉
面谷登山口(6:30) → 井岸山(9:40) → 平家岳(10:10) → 井岸山(10:50) → 面谷登山口(13:10)