山行日 2024年4月13日~14日
メンバー (L)永岡 、荻原、深谷、斎藤(吉)、清水、小芝(麻)、萩原、川口(修)、大瀧
昨年悪天候で諦めた北月山たが、今年は例年にない暖冬で、積雪が少ないことが想定されていたが、天候がよかったことから、藪漕ぎ覚悟で決行した。
【4月13日(土)】
姥沢の駐車場から見た月山は所々藪が見えていた。今まで何度もこの時期に来ているが、藪が出ていたのは初めてだ。改めて明日の藪漕ぎを覚悟した。今日は明日の下山口の北月山荘に車をデポする前に軽く足慣らしで、石跳沢を滑ることにした。車2台を下の野営場の駐車場にデポし、姥沢駐車場に戻り、全員でリフトへ。朝に到着した時はリフトに向かって行列が出来ていたが、既に空いていた。リフトトップから姥ヶ岳方面に向けてハイクアップ。30分程度で到着。今日の登りはこれで終わり。例年なら真っ白の山頂だが、今年は藪。藪の上をシールで歩いて滑降斜面方面でシールを外して、滑降開始。
石跳沢のはじめはザラメで滑りやすかったが、徐々にストップ雪が出てきて、つんのめる。下部は沢が割れ始めてきたので登山道がある左岸に。トレースを見つけ、あとはトレースに従って自然園へ。
姥沢駐車場に戻り、3人は車を北月山荘へデポしに出発。北月山荘に到着すると、ちょうど北月山を滑り降りてきた人達がたくさんいたので、状況を尋ねると、藪漕ぎはないが、登山道から長い歩きになるとのこと。藪漕ぎがないならラッキーと!明日の成功を確信する。
【4月14日(日)】
本日一人電車で帰るミーコのため、リフト運行開始前からスタート。三峰には珍しく予定の6時前の5:45に出発。リフト左側の緩斜面をシールで登る。朝イチで斜面はカリカリで人によってはクトーを装着。リフトトップに着くと雪は緩んできていた。
ここから先ずは1,729mを目指す。オギちゃん、川口さんは一度下って登り返す最短ルート。自分と他のメンバーは標高を落とさずトラバースで。トラバースは雪の状態が悪く苦労した。オギルートが正解だった。1,729mから斜度が増し、山頂へ。雪の状態が良いので、苦労なく山頂到着。記念撮影して、滑降開始。
北斜面は藪なく大雪面が広がっていた。しかし、斜度がない。東斜面は程よい斜度の気持ちの良さそうなバーンが広がっていたので、一度落として登り返そうかとも考えたが、本日帰るミーコの電車の時間もあるので、寄り道せずに、北斜面へ。
阿弥陀ヶ原で大休止。ここから少し下ると、車道が出てきた。雪はない。改めて雪の少なさを実感した。車道の右側から北月山荘に延びる尾根を進む。細尾根沿いは歩いたトレースがあったが、クラックがあり、左の藪斜面から巻いた。その先の1,111mはオギちゃんは早々に板を脱いで登り始めた。記録では左から巻けるとあったので、自分は巻くことにした。残りのメンバーは今度はリーダーに着いてきてくれた(喜)。しかし雪が少なく藪が出ていて複雑な起伏で快適ではなかった。メンバーの不満が気になる・・・。尾根沿いのオギちゃんと離れてしまったため、無線で連絡を取り、983m手前のコルで待ち合わせすることにした。
スキーに限らず、山行ではパーティーが広がって全員が目に入らなくなるケースは多々あるが、このような時の連絡手段として無線は大変有効だ。是非三峰メンバーは前向きに無線の活用を検討してもらいたい。
無事にオギと合流し、983mから北側の程よい斜度の樹林帯を滑降。最後は林道手前で雪が切れ、スキーを担ぎ歩いて林道へ。雪が無くなった林道を少し歩くと、北月山荘でゴール。
今回雪が少なくどうなるかと心配していたが、杞憂に終わった。雪があれば、もっと快適なスキーだったかもしれないが、快晴のロングスキーツアーと考えれば、気持ちの良いスキーツアーだった。
次回の月山は清川行人小屋で宴会ツアーかな?
【4月14日】 | 駐車場(5:45) → リフトトップ(7:00) → 月山山頂(9:40) → 佛生池小屋(10:40) → 北月山荘(12:45) |