山行日 2024年12月21日~22日
メンバー (L)小芝(麻)、菊池、朴、甘川、川口(由)
【12月21日 晴れのち曇り】
8時半に東武日光駅で待ち合わせをして、40分発の湯元温泉行きのバスに乗る。途中トイレ休憩もあり、10時過ぎに湯元温泉に到着。
バス停からスキー場まで10分程度歩いていく。スキー場はまだ今シーズンはオープンしていないが、スキー場の脇を登って行く。オープンするにはまだ積雪は十分ではないが、歩くには足が埋もれて歩き辛い。何年か前に来ていたにも関わらず、登山道入口がどこだったかすっかり忘れてしまう。後から分かったが、本来はスキー場を登って右手の沢の方から登るのが正しいが、我々はスキー場の終点から尾根沿いに登って行く。程なくして踏み跡がしっかりした登山道に合流。外山鞍部までは、木の根っこや、石があり歩き辛い。前回は記録的な大雪の後でラッセル地獄となり、外山鞍部までしか来られなかったが、今回は難なく外山まで辿り着く。外山の稜線に出ると風が強まってくるが、歩くのは問題ない程度。そこから先もトレースがしっかりついた道を歩いていく。降りてくる登山者に話しかけると、皆が声を揃えて、前白根から先は強風だと言う。避難小屋泊を考えていたが、明日はもっと天気が悪くなる予報。避難小屋まで行くのは得策ではなさそうだ。前白根の手前にテントを張った方が良さそうなため、目をつけていた幕を張れそうな所をチェックしながら歩く。前白根の手前のコル付近が風も防げそうで良い場所が見つかる。ここを幕場候補として、ひとまずザックをデポして前白根まで空身で登る。やはり前白根の手前から一気に風が強まる。女性陣は風に煽られ真っすぐ歩けない。やはり避難小屋に行くのを諦めて正解だ。なんとか山頂に辿り着くと、夕焼けに染まる白根山と山々。皇海山に通じる稜線。風は強いが、空気は澄んでいて、目の前に絶景が広がる。
景色の堪能もそこそこに、強風のため来た道を引き返して荷物を置いたところまで戻る。今夜の寝床はここに決めた。稜線より風が弱い場所ではあるものの、テントが風に吹き飛ばされそうだ。サラサラの雪でテントを固定するのも難しそうなので、2張りテントを張る予定を、4-5テン1張りに変える。荷物は外にツェルトを巻いて外に置き、5人でギュウギュウなテントでパクさんの美味しい鍋をつつき、就寝。5人中女性4人なので1張りのテントで何とかなった。
【12月22日 雪】
4時半起床。外に置いておいたザックには数センチの積雪。風は相変わらずゴーゴーと音がするが、気温はそこまで低くはない。積雪もそれほど無さそうだったのでアイゼンを履いてスタートする。昨日はバッチリあったトレースは跡形もなくなっている。夏道の道標通り進んで行くが、ちょっとした沢筋に雪が吹き溜まっていてアイゼンでは歯がたたない。夏道をややそれた尾根のほうが雪が少ないかもと、ラッセル大好き甘ちゃんに尾根までラッセルしてもらう。予想通り、尾根上はそれほどの積雪はない。が、アイゼンで進むのは大変なのでワカンに履き変える。このまま尾根を歩けば、また夏道に合流するはずと歩いていると、尾根が崖っぷちになり、おかしいということで地図チェック。1本隣の尾根に迷い込んでしまったようだ。地図を見返すと確かに尾根が二股になっていた。地図読みの甘さと難しさを思い知る。
ただ、ルートはほんの少ししか外れてないので、来た道を数分戻り、正しい尾根に進む。そこからまた夏道に合流して、外山に向けて進む。
外山から先は木の根や岩がゴロゴロしていたが、その上に雪が積もったので雪の下の様子が一層分からない。ふわっとした雪の上に足を置くと、下地は木の枝で歩きづらい。先頭で歩く私はなるべく雪を除けて歩く。わかんを途中でとり、そのままスキー場まで一気に降りる。昨日から一転、スキー場はいい感じに雪が積もっていてオープンできそうな状態になっていた。ピストンのルートなのに、雪が降ることで別のルートを歩いているくらい違う風景を楽しむことができた。これも雪山の醍醐味かもしれない。
日光湯元温泉でお風呂に入りたかったが、唯一やっているはずの日帰り入浴施設が休業日だったため、日光駅まで戻りひとっ風呂浴びて帰路へ着いた。
日光白根は2度目のチャレンジだったが、やはりこの時期はクリスマス寒波だったり、風の影響を受けやすい時期なので、登頂は難しい事が多いのかもしれない。が、いつか3度目のチャレンジはまたしたいとは思う。
【12月21日】 | 湯元温泉スキー場(10:45) → 外山(13:50) → 前白根(14:40) → 前白根手前の鞍部(幕)(15:30) |
【12月22日】 | 幕場(7:00) → 湯元温泉スキー場(10:00) |