山行日 2024年9月28日~29日
メンバー (L)川口(修)、飯塚、天城、渡辺(靖)、佐藤(功)
今年の集中は苗場山、紅葉だけでなく赤湯に泊まって、温泉と食事も楽しみたい!!
ということで、ルートを検討したところ、赤湯からの山頂までのピストンは下山がちょっと遠い・・・下山を考えると小赤沢に車を置きたいところ、ならば小赤沢に車を置いて、赤湯に行くか・・・
とこのルート設定となった、2回も苗場山に登るルートに付き合う珍奇な人は、まぁいないだろうということは織り込み済みで、バスで平標登山口から赤湯合流のルートも合わせて募集した。赤湯合流には陽子さん、やっちゃん、天城さんが参加してくれた。なんと小赤沢からのルートにもパンさんが参加してくれた!
当日の天気予報はイマイチ、雨も覚悟してパンさんとの待ち合わせ場所、小赤沢三合目駐車場に朝6時頃に到着。ガスっているものの幸い雨ではない、準備を整えて、7時に取り付いた。信越トレイルの最終区間でもあり、この空模様でも早朝から登り始める人もそれなりにいる。パクさんも明日は下から歩いて来るのかな・・・などと思いつつ登り始めた。
やはり道はぬかるんでいて歩きにくいところもあるが、これといったハイライトも眺望もないまま淡々と登ってあっという間に頂上台地手前の鎖場に・・・
鎖場も淡々と越え頂上台地へと乗り上げ池塘の点在する木道に出るも、やはりガスガスである・・・近くの池塘は見えるが景色は真っ白でなにも見えないなか9時半には山頂に到着、自然体験交流センターでドリップコーヒー(もちろん有料です!)をいただき、のんびり休憩(乾燥室をお借りしました)し、赤湯方面へと下山を開始した。
明日は赤湯から昌次新道で登るので、あえて赤倉山を回るルートで下山する。道は刈払いされているものの全く人の気配がなく、結局誰にも会わずに赤倉山山頂に・・・
その理由は赤倉山山頂で納得である。ものすご~く地味なのだ、木々に囲まれ眺望もなければ寛ぐスペースもない・・・そして、ここから赤湯へと一気に下るのだ、開けたところはほとんどなく、樹林帯をひたすら歩くだけである。これまたなんのハイライトもなく2時過ぎには赤湯手前の沢筋まで降りてきた。
ここまで来ると天気も回復気味、赤湯は目の前だが、明るい沢沿いで背負ってきたビールを冷やしながら(パンさんはもちろん「ほろ酔い」(笑))長めの休憩を取り、2時半には赤湯にチェックインとなった。
元橋組もそろそろ来るかな・・・と外で飲みながら待っていたが、なかなか来ない、痺れを切らせてパンさんが川沿いの露天風呂に入っているところで本橋組の到着となった。(登山道の橋から男湯の露天風呂が丸見えなのである・・・)
まずは外のテーブルで労をねぎらい乾杯となった。
元橋からのルートも歩きだと駐車場まで1時間ほどかかるため、思っていた以上に時間がかかるようだ。
まだまだ、夕飯までは時間もあるし天気もまずまずということで、外でガヤガヤと盛り上がりつつ喉を潤し、温泉を堪能した。
山奥の温泉宿とは贅沢である。温泉だけでもありがたいのに、食事まであるのだから何も考えることはない、ただ飲んで、食べて寝るだけなのだ。我々の部屋は新館の2階にある2部屋のうちの1部屋を貸し切り、もう1部屋には10名以上の賑やかな年配グループが先着していた。我々が少々騒いでも全く問題ないレベルの賑やかさだ(笑)。
日も落ちて部屋でくつろいでいると、夕食の呼び出しがあり、本館の食堂へ・・・メニューはキノコや野菜の天ぷら、煮物、カレーの小鉢、漬け物、味噌汁とシンプルながらもどれも美味しい。とりわけキノコの入った味噌汁は自家製の味噌の味が絶品で、これだけでご飯が3杯くらいいけそうだ(笑)。大きな羽釜で炊いたご飯は絶品である。(パンさんは本当に3杯・・・私は2杯食べました・・・)
食前、食後のご主人のトークも楽しい、終始アットホームな雰囲気で食後にはランプの使い方のレクチャーがあり、お腹も心も満たされる。この宿で素泊まり自炊はもったいない・・・食後は部屋に戻って二次会の開始である。
予想通りお向いの部屋の団体様はかなり賑やか、我々にはむしろ安心である。程なく部屋にもランプの灯がともされ、いい雰囲気の中楽しく夜は更け、就寝となった。
翌朝は6時発に設定したため、残念ながら朝食には間に合わないということで、おにぎりをお願いした。(おにぎりもボリューミーで美味しかった。)6時よりも少し早めに取り付き苗場山山頂を目指す。
少しガスが付いているものの、天気は昨日よりも良くて、途中眺望もあり気持ち良く高度を上げる。樹林帯を抜けると、いよいよ頂上台地への急登となる、急登手前に棒沢隊のデポ荷物があり沢組も無事に集中できると確信し、間もなく頂上台地・・・というところで、なぜか棒沢隊が降りてきた。途中にデポしてきた荷物を回収して再度山頂に戻るとのこと、詳しくは棒沢隊の岩つばめを参照されたい・・・
少々サプライズはあったものの12時前に頂上台地に乗り上げた。昨日とは異なり多少のガスはあるものの苗場山の広大な山頂が見渡せて壮観である。あとは木道をのんびり歩けば山頂である。
設定した12時を20~30分遅れて到着した。自然体験交流センターには先ほどすれ違った棒沢組以外はすでに到着して賑やかである。程なく荷物回収に行った棒沢組も合流して無事に集中となった。
暫しの歓談の後、記念写真を済ませて下山、やはり大半は小赤沢方面への下山となり、帰路に同行を予定していたパクさんも合流して、のんびりと池塘を縫いつつ頂上台地を抜け小赤沢三合目の登山口に下山。
下山後は小赤沢温泉楽養館で温泉を昨日に続き温泉を満喫した。メンバーにも恵まれ楽しい温泉山行となった。
今回個人的に楽しみにしていた赤湯山口館は食事が素晴らしいうえに居心地も良く、山は抜きにして是非また訪れたいところだ。
【9月28日】 | 小赤沢三合目登山口(7:00) → 苗場山(9:25) → 苗場神社(10:15) → 赤倉山(12:15) → 赤倉山分岐(13:55) → 赤湯温泉山口館(14:25) |
【9月29日】 | 赤湯温泉山口館(6:00) → 赤倉山分岐(6:25) → 苗場山(集中)(12:30) → 小赤沢三合目登山口(16:30) |