山行日 2025年5月3日~4日
メンバー (L)宮本、渡辺(靖)、篠山、平井
久々に岩つばめへ山行記録を書くことになった。最後に書いたのはいつだったか・・・・・・。締め切りを過ぎ、編集委員メンバーからDMで催促される始末。こんな委員長で大丈夫なのかと自問してしまう。
さて、今回の乾徳山は、ちょうど一年前に同じメンバーで計画していた“リベンジ企画”だ。前回は私のぎっくり腰で中止となってしまった因縁の山行である。
ここ数年、ゴールデンウィークは毎年のようにパラクライミングのソルトレイクシティ大会と重なり、まとまった連休を日本で過ごすことはできなかった。今年は大会が5月末に開催されるため、久しぶりに日本で過ごすGWとなった。ふと乾徳山の状況を調べてみると、嬉しいことに大平駐車場までの通行止めが解除されていた。歩行が得意でない私にとって、これは朗報だった。
当初は高原ヒュッテで前泊し、翌朝に登攀する予定だったが、GWの渋滞を考慮して方針を変更。5時半に自宅を出発し、渋滞を回避しつつ到着できれば、そのまま登攀、夜はヒュッテで宴会という流れにした。
多少の混雑はあったものの、9時過ぎには無事に大平駐車場に到着。のんびり歩き出し、高原ヒュッテを目指す。会話に夢中になっていたら分岐を通り過ぎてしまい、少し大回りに(笑)。12時頃には取り付きに向かい始め、道迷いもなく1時間程度で到着。すでに先客の3人組が1P目を登っていたため、我々は40~50分ほど待機。
14時前、いよいよ登攀開始。先行は篠山・宮本ペア。1P目は“核心”とされているが、クライマーの篠山さんにとってはウォーミングアップにもならない様子で、特に問題なくフォローの私も登る。続いて平井・渡辺ペアが登攀開始。リードの平井さんが想像以上に早く登ってきて、正直驚いた。篠山さんより早かったかもしれない。平井さんの急成長を実感する。
2P目は宮本がリード。グレードはⅢ程度なので、念のためランナーを取りながら軽快に進む。ピッチを切ろうとしたところで、ちょうど良い位置にハンガーボルトの支点を発見。ありがたく使用させてもらう。そこに篠山さんが合流し、次のピッチへ。ところがすぐ目の前に登山道が現れ、「あれ?」となる。後で平井ペアに確認すると、私が2Pと3Pを繋げて登っていたことが発覚(笑)。
登攀を終え、私は平井ペアの写真でも撮ろうと待機。しばらくして金属音や草木の擦れる音が聞こえ始めるが、どうも方向が稜線ではなく谷側からする。おかしいと思って音のする方へ行くと、草をかき分けながら平井さんが複雑なライン取りで登っている姿が・・・・・・。「なぜそこに?」と声をかけると、苦笑いの平井さん。
フォローの渡辺さんも、同じルートを強制的に登る羽目になり、草木と格闘していた。
その後、乾徳山が初めての私は一人で山頂へ。篠山さんは登山道脇にあった大スラブ?で遊び始め、私も下山後に合流してスラブ開拓。篠山さんの“初見グレーディング”には皆で大笑い。夕暮れまでスラブ遊びを満喫し、18時頃から高原ヒュッテで宴会スタート。翌日は午前中には下山・帰宅でき、渋滞知らずの快適なGW山行となった。
【5月3日】 | 自宅(5:30) → 大平駐車場(9:30) → 高原ヒュッテ(11:30) → 旗立て岩取り付き(13:20) → 山頂(15:45) → 高原ヒュッテ(18:00) |
【5月4日】 | 大平駐車場(8:00) |