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集中山行・会津駒ヶ岳
その2 沢登り・檜枝岐川下ノ沢
永岡 恵二

山行日 2025年9月27日~28日
メンバー (L)永岡、高橋(史)、鎌倉

へつるヨコチン  今年の集中山行は何度も登っている会津駒ヶ岳。お手軽の登山道だとつまらないし、かといって御神楽や中門沢の沢ルートでは土日だけでは無理。そこで、あまり記録はないが釣りメインで上ノ沢から行こうと考えていたところ、登れるヨコチンが下ノ沢を誘ってくれたので、下ノ沢に決定した。下ノ沢は日帰りの記録ばかりだが、二股で泊まれそうな記録があったので、初日は二股までとして、2日目は集中に合わせて出発することにした。
 土曜日はのんびりスタート。九十九折の林道を車で進み末端まで行くと、ちょうど下山して出ていく車があり、ありがたく駐車させてもらった。少し下って沢に入渓。狭く倒木も多く、決してキレイな沢とは言えない。すぐに第一ゴルジュに到着。最初の淵はヨコチンが空身で左の壁をへつって行くが、ヌルヌルの壁に滑ってドボン。続くカマちゃんもドボン。自分は無理せず中央突破。結局皆ずぶ濡れになって突破となった。
 すぐに竜門ノ滝。ここは右から巻いた。捕まる木が少ない泥付きで少しいやらしかった。その後も変わらず倒木が多く、ヌメヌメで歩きづらい。15mの滝は頼りになる男ヨコチンにロープを出してもらい突破することができた。
 ゴルジュを抜け、二股手前でようやく竿を出すと、すぐに食いついてきた。デカい!余裕で尺はある大イワナだ。すごい引きで手前の岸に引き上げた所、バラしてしまった。ため息をついてすぐに釣り針を投げ込むとまた、すぐに食いついた。今度は7寸くらいの別のイワナが釣れた。
二股手前で竿を出す  二股の幕場は右の沢の左岸に広々としたところがあり、薪も豊富にあったため、そこに決定。たき火は若い2人にお任せして、竿を持って源六郎沢に。大きな淵はなく、小さな落込みくらいしかない。しかも倒木だらけでポイントが限られる。しかし、投げ込むとすぐに食いついて来た。恐らく釣りをしている時間がない日帰り沢なので、魚影が濃いのだろう。数匹釣って幕場に戻り、全てなめろうで頂いた。
 天気も良いことから、タープなしということになり、素晴らしい星空を眺めながら就寝。しかし、この幕場は湿気が多く、シュラフがビチョビチョになってしまった。
 翌日は6時少し前にスタート。第二ゴルジュも昨日と変わらず狭くて倒木が多く、ヌメヌメ。すぐにトイ状、くの字の滝で、ここはお助けを出してもらい突破。第三ゴルジュを入ってすぐの滝は左からロープを出して巻くが、ヌメヌメ。その後も微妙な連瀑帯が続き、やっと奥の二俣に到着。この時点で若いふたりについて行くのがやっと。ここから左俣に進む。少し先にもピンクテープがあったので、安心と思ったが、地形図を見るとちょっと複雑になっており、GPSで現在地をチェックすると左の激藪コースの入り口だったので、右の藪から隣の沢に入った。あとは稜線まで詰めるだけ。とはいっても、急登の沢登り。滝もあり、ヘロヘロ状態。やっとのことで草原に出ると、先に行ったふたりが、もーとーコール。すると小屋の方からも、もーとーコール。自分ももーとーコールを叫ぼうとするが、草付きの斜面にフェルト靴が滑り、腹ばいに転倒してしまい、もーとーコールを叫ぶ気力もどこかに転がって行ってしまった。チェーンスパイクを持っていたことも忘れ、慎重に草付きの斜面を詰めて、木道に到着。振り返ると黄金色の草原。今までの疲れが癒される。

大焚火草原に立つ、登れる男

 小屋では、前日にキャンプ場で大宴会をして登ってきたメンバーが笑顔で迎えてくれた。少し休んで山頂へ。中門岳に行っていたメンバーと12時に山頂で集中できた。
 今回はヨコチンとカマちゃんの二人に助けられ、今年初めて沢を詰める事が出来た。疲労困憊したが、お陰様で充実した沢登り、集中山行が出来た。二人とも、どうもありがとう!

笑顔がまぶしい三峰メンバー
〈コースタイム〉
【9月27日】 入渓(10:00) → 二股(幕場)(14:00)
【9月28日】 二股(幕場)(5:45) → 小屋(11:00~11:30) → 山頂(11:50)

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