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集中山行・会津駒ヶ岳
その3 ハイキング・会津駒ヶ岳
菊池 啓

山行日 2025年9月28日
メンバー (L)菊池、大瀧、萩原、木村(咲)

 山を始めて10年近くになるが、「自分が一番好きな山はどこだろう?」と考えた時に真っ先に思い浮かぶのが会津駒ヶ岳だ。初めて登ったのは8年前で、そこからコロナの時期を除けば、毎年なんやかんやで足を向けてしまっている。そんな中、今年の集中山行は会津駒ヶ岳に決まった。
 当初は有休を取って2泊3日で三岩岳から一人で藪を越えて行こうかとも考えたが、休みが取れず断念。それでもここ数年集中に参加できていなかったので、せっかくだし普通にピストンでもいいかなと考え、同期入会のメンバーに声をかけたところ、大瀧さんと、先日海外から帰国して再入会したばかりの咲稀ちゃんが参加を表明してくれた。さらに大瀧さんが萩原さんにも声をかけてくれて、4人で行くことになった。

【9月27日】
 夜の品川駅で4人で合流。よくよく考えると、自分が1年以上一緒に登っていないメンバーばかり。ルームでは時々顔を合わせていたが、久しぶりなので少しうきうきしてくる。会津駒ヶ岳は高速道路を下りても登山口まで1時間以上走るため、高速を降りてすぐのところ、隣にコンビニがあって何かと便利な道の駅「湯の香しおばら」で前泊することに。夜も遅かったので、すぐに就寝。

【9月28日】
 6:00起床、天気は上々。せっかくの会津駒ヶ岳なので秋晴れの中を登りたい。まずは一路、登山口である滝沢登山口を目指す。7:30に滝沢登山口着。ここで偶然、眞鶴夫妻と出くわした。二人は子どもを背負ってゆっくり登るとのことなので、先にスタートさせてもらう。
 最初は若干の急登で息が上がるが、秋の静かなブナ林の中を歩いているとだんだん息も落ち着いてくる。下の方は緑が多いが、標高を上げていくにつれて見上げる木々が徐々に色づき始め、緑・黄色・赤のグラデーションが感じられるようになってきた。途中休憩をしながら咲稀ちゃんの近況や、山界隈で流行っているらしい??ガチャガチャの『無事カエル』の話など、ワイワイ言いながら登っていく。
一番好きな、池塘に写る逆さ会津駒  会津駒ヶ岳は上層部が高層湿原地帯に入るのだが、その景色が好きで初めて登ったときから何度登ってもこの湿原に出る直前の樹林帯が一番ドキドキする。樹林の間から会津駒ヶ岳より大戸沢岳方面へ伸びる稜線が見えるのだが、いい雰囲気の秋の色合いで、早く湿原に出たくなり、登山道が折り返すたびに「もう開けるかな?まだかな?」と考えていると、標高1,950mを越えてようやく眼前が開けた。
 開けた先には、黄色く染まった草紅葉の湿原が広がっていた。陽光を浴びて輝くその景色はまるで金色の絨毯。周囲の山々がくっきりと見え、遠くには燧ヶ岳の堂々たる姿も望める。駒の小屋の前には大きな池塘があり、そこで見る逆さ会津駒ヶ岳が自分の一番好きな景色だ。
 小屋の前にはベンチがあり、そこでは三峰の面々が早くも勢ぞろいして、ほぼ集中状態。頂上への集中は12:00予定だったが11:00には駒の小屋に着いてしまったので、ここでみんなで話していると、残りの沢集中組(横ちん、鎌ちゃん、KGさん)の3人と、あとから登ってきた眞鶴夫妻も合流し、ここで全員無事に集中。
 11:30頃から頂上へ移動して、先に中門岳ピストンをしていた甘ちゃんたちも合流して、総勢21名で集中できた。
全員無事に集中できました!
 頂上で皆とずっと話していたかったが自分たちは中門岳のピストンをしてから下山なので、ここで皆と別れて4名で移動開始。
 会津駒ヶ岳の頂上だけは灌木に囲まれて眺望はないが、そこ以外は高層湿原で開けていて、中門岳へと続く木道には黄色い草紅葉の中に赤や橙の葉が混じり、秋の色彩が一層深まる。周辺には池塘が点在し、若干の秋の残り花を横目に見ながら美しい稜線を中門岳へと歩いていく。
 中門岳の標識は大きな池塘の脇にあり、実際のピークはもう少し先。ここでは涼しい風が吹き抜ける中、静かに佇む池塘を眺めながら、しばし休憩。最後に奥の池塘まで行き、満足の中、元来た道を戻り15:40に滝沢登山口に下山。

中門岳への稜線最後まで楽しく下山

【最後に】
 久しぶりに集中山行に参加しましたが、秋の会津駒ヶ岳と相まって穏やかな山行でした。特に中門岳への稜線は天国のような道でした。草紅葉の美しさは言葉に尽くせず、気心の知れた仲間と登るいい山行となりました。参加いただいた大瀧さん、ハギーさん、咲稀ちゃんありがとうございました。

〈コースタイム〉
滝沢登山口(8:00) → 駒の小屋(10:50~11:25) → 会津駒ヶ岳頂上(集中)(11:40~12:10) → 中門岳(12:45) → 駒の小屋(13:50) → 滝沢登山口(15:40)


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