山行日 1969年2月9日~11日
メンバー (L)小池、上曾、内藤、菅谷、斎藤、今村、鈴木
2月9日
今年もまたテントを担いで西武線下井草へ、宮坂さん、斎藤君と一緒に内藤さんの車に乗せてもらい出発。途中、バスや自家用車が凄く混み、小林館に着いたのが7時半頃でした。前日からの上曾さん、電車で一足先に着いた菅谷君が朝寝をしていた。朝飯前に我々のテントを例年のように牛小屋の隣のリンゴの木の下に張らせてもらう。今年は昨日新雪が降ったらしいが雪が少なく気温も高くゲレンデもあまり良くなさそう。さていよいよ、上曾先生にシゴかれにダボスゲレンデへと行く。今年もまた、エッチラオッチラ登っちゃ斜滑降とボーゲンばかり、滑れば転び体中がガタガタ、腹の虫がグーグー、それにしては腕の上がらないこと...。テントの連中はスキーは下手だが、夕飯のスキーヤキは得意で美味かったよ。
2月10日
今日は根子岳ツアー、天気は快晴、俺と小池さん、菅谷君、斎藤君、それにニッカを履いた今村君の5人。ダボスのリフトを降りて、始めはシールを付けてカッコよく進むが、本格的登りになるとスキーを担いで登るようになる。背後には北アルプスや頚城の山々がジワジワ高くなる。3分の2くらい登った所で昼飯。おにぎりを腹に詰めるとまた単調な登りがしばらく続く。やっと根子岳神社のある山頂に着く。ズラリと並ぶ白い山々を眺めリンゴを食べながら暫しの休憩。寒いのでいよいよ下りにかかる。白銀のスロープを粉雪を巻き上げ一気にダボスまで滑り降りる、なあんてカッコいい話じゃないよ。斜滑降で滑り、キックターンの連続。挙句の果てに灌木に足を取られスキーを流したり、カッコよく直滑降で滑ったら土の出ている所へ突っ込み転倒、ストックを折る始末。全く今年は雪が少ないよ...。でも、どうにかこうにかダボスまで雪ダルマのようになりながらも降りてきました。ジュースで乾杯。転んで体が痛いが大変楽しい根子岳ツアーでした。夜の飯はジンギスカン、腹いっぱい。夜中に小林館の兄さんが遊びに来たりして、長いローソクがチッコクなるまで話が弾んだ。
2月21日
朝っぱらから誰かがギャアギャア、起こしやがって完全に睡眠不足。朝のパンを食べテントをたたむ。小池さんの車で一路東京へ、途中軽井沢でパンクしたが後は順調。今年は雨男が行かないせいか、合宿に来た連中の心掛けが良いせいか、3日間も晴れっぱなしでござんしたね。