「私の勧める食料計画」なるものを書いてくれと"恐怖の電話魔"桜井氏よりTELがあったが、私には特別にそのようなものは何もなく困ってしまった。山にいる時も町中にいる時と同じ物を食べているだけのことである。それで何かないかと必死になって考え悩んだ挙げ句に思いついたのが"お好み焼き"。これは冬山停滞日などの暇つぶしに皆でわいわい、がやがややりながら作って食べると良いと思う。作り方はいたって簡単、お好み焼きの素を水に溶き、コッフェルの蓋か皿に油を引いて焼くだけ、コッフェルそのものの中で焼くとひっくり返すのに苦労するので注意すること。残り物の野菜でもあれば更に結構、後はソースをかけるか醤油にするか、ちょっと変わってマヨネーズにするかは各人の好みである。

〈材料〉
・人参　中1本
・ピーマン　中3個
・しいたけ　4
・玉ねぎ　中2個
・豚肉角切　200g
・にんにく
・生姜
・サラダ油
・コショー
・砂糖
・ケチャップ※
・化学調味料※
・片栗粉※
・酢※
・塩※
(したごしらえ)家でしていくこと。
(1)豚肉は塩、コショーし、片栗粉をまぶして油で揚げる。
(2)※を好みに合わせて混合し瓶に詰める。
(手順)
(イ)にんにく、生姜をみじん切りにして、サラダ油で風味が出るまで炒める。
(ロ)人参、玉ねぎ、しいたけ、ピーマンを加えて更に炒める。
(ハ)同量の水を加え、人参が柔らかくなったら塩、コショー、砂糖で調味し、揚げた肉を入れる。
(ニ)(2)を加え、とろみが出たら出来上がり。酢豚のケチャップ味でご飯にかけても、そのまま食べても美味しいですよ、是非お試しを。