今年の合宿は、南八ヶ岳を中心に、最終的には、行者小屋へ集合の集中形式で行なわれた。29日には、南八ヶ岳縦走の大久保隊と地獄谷の荒川隊、翌30日には、行者小屋ベースの服部隊、権現岳縦走の飯塚隊と単独の小林(健)氏が、田原会長、菅原委員長、そして播磨氏の見送りをうけ出発する。
　期間中の天気は、31日に早朝からかなりの降雪があったものの、稜線では風が強いものの、比較的に安定していた。荒川隊が地獄谷から入山したものの、積雪が多く、31日に下山。ベース隊に合流し横岳周辺の沢に変更になったものの、各パーティーとも予定通りの計画をこなした。元日には、大久保隊が黒百合平で合流した小林氏と共にベース入り。2日には、ラッセルに苦しんだ飯塚隊が合流し、4パーティー全員無事にベースに集合した。

　冬山初体験の2名を含め、総勢19人が参加し、ほぼ予定をこなし成功に終わった。