山行日 2007年10月28日
メンバー 勝部、紺野、佐藤(前夜より)、田原、広瀬(優)、竹内(当日参加)
遡ること約74年前、初代会長の宮坂氏ら3名がこの神社を起点に雲取山へと続く三峰三山を縦走したことを契機に、三峰山岳会を創設したとのことだ。いわゆる会の歴史の出発地となる三峯神社へは、1年おきに参拝し、登山安全を祈願するのが通例となっている。
今年の参拝の前泊組は台風襲来の大雨にもめげず、前夜のうちに近くまで入山。古家の軒下を借りて幕営し、早速のお清めに勤しんだ。が、幸いに夜半過ぎには台風一過の快晴となり、こうこうと光る満月に照らされた対岸の和名倉山が白く輝き美しい。
翌28日、当日組から予定より1時間ばかり遅れて到着とのメールを着信。前泊組は時間つぶしも兼ねてお祓いの前に体を外からも清めておこうということになり、宿坊にある温泉に入浴することにする。実は前日、入浴割引券をしっかりゲットしておいたのである。10時半のオープン時間きっかりに浴場に突進する。
三峯神の湯は、15kmも離れた大滝温泉の温泉スタンドからお湯をトラック輸送して沸かしている。循環で塩素臭のする神の湯の霊験は期待薄だが、湯には重曹成分も多く含有し、にゅるにゅる、すべすべ感がなかなかよろしい。風呂上りに改めて体内からのお清めを施していると、後発組が到着となった。
お祓いを申し込んで15分、登拝が案内された。拝殿に上がりご祈祷の開始を待つこと5分ほど。格子天井には草木の花の絵が描かれており、こちらも見事である。
安全登山のご祈祷では田原さんが代表して玉串を奉納し、20分程で終了。出口回廊では、しびれた足によたつきながらも巫女さんからお清めのお神酒を頂き、ご神事自体は全て完了となったが、お清めは池袋駅到着まで延々と続いた。