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ハイキング・岩菅山
大田 雅子

山行日 2020年6月20日~21日
メンバー (L)飯塚、菅原、峯川、内田、真鶴、大田

 ステイホーム期間がやっと解除となり、鈍った体が気になりながらも、気分はウキウキ、久しぶりの例会に参加した。
 天気の心配も直前までしたが、なんとか雨は止んでくれるようなので、前夜発で志賀高原を目指した。
目指す岩菅山山頂  下山口の大沼池に車を一台デポし、岩菅山登山道入口より入山。まずはウォーミングアップよろしく沢沿いの平坦な道を進む。雨上がりの日差しにキラキラと緑が眩しい。清々しい空気の中、久しぶりの顔合わせに会話をはずませながら、ゆっくり歩く。1時間程で沢を渡り、上りが始まる。小屋泊まりで荷物も軽いはずなのに、なんとも体が重い。周りの景色はガスの中ながら、色とりどりの花を楽しんでいるとノッキリに到着。あとはガレ場の急登をヒーヒー登ると山頂に着いた。
 山頂からの眺めはまだまだ雲の中。視界があれば裏岩菅山をピストンする予定だったが、これでは何も見えないのでやめる。山頂すぐ脇の避難小屋が今夜の宿だ。日帰りの山なので泊まる人もなく貸切のようだ。まだ日も高いのでまずは外で軽く一杯。しばらくするもガスがなかなか切れないので、小屋に入って豪華なツマミと鍋の本格宴の開始となった。
 酔い酔い気分の途中、ようやく雲が沈み下は一面の雲海となり、ぐるり高い山の頭が見え始めたので一同再び外に。苗場山だ、谷川方面だ、浅間山だ、と言っているうちに、西の妙高方面に美しい夕陽が沈み始め、空が赤く染まるのを皆で堪能した。
雲海と夕陽  翌日は6時に出発。雲海も消え魚野川の渓谷を眺めながら、まずは金山沢の頭を目指した。アップダウンが結構あって汗をかきながら、赤石山を経由して大沼池に下りた。池の周りは散策の人たちで賑わっていた。そして最後は林道を通って大沼池入口に下りた。
 リハビリ山歩きにちょうど良い、短いながらも山に入る楽しみ満載の山だった。

〈コースタイム〉
【6月20日】 岩菅山登山道入口(8:00) → 岩菅山山頂(12:30) 避難小屋泊
【6月21日】 幕場(6:00) → 大沼池(12:30) → 大沼池入口(14:00)

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