山行日 2024年10月26日~27日
メンバー (L)石毛、青木、渡辺(靖)
昨年の入院中に怪我が治った後のリハビリ山行どこ行こうかなーと調べていた時に出てきた「牛ノ寝通り」。どうやら紅葉がとても綺麗らしいとの情報。これは是非見てみたいとリハビリ山行候補の一つとしていた。
順調に回復してきたので滝子山から小金沢連嶺、牛ノ寝通りを歩いて小菅の湯まで繋ぐ計画を立てた。
【10月26日】
道の駅つるを5:30に出発、桜森林公園駐車場へは20分程度で到着。ゲート前に車を停めて準備を整え出発。10月下旬なのにやっちゃんは半袖、でもそれが正解の暑さ。のんびりおしゃべりしながら、まずは滝子山の山頂を目指す。途中、都岳連自然保護委員のやっちゃんの樹木に関する講義を聞きながらちょっとした岩陵帯を越えて山頂到着。富士山が綺麗に見える。
滝子山から大谷ケ丸まではのっぺりとした地形で、気づくとルートから外れてしまう。ピンクテープも乏しく、地図を都度確認しながら歩く。大谷ケ丸に到着するとピンクテープの代わりに青くて目立つテープがいくつも付いていた。どうやら翌週に開催される「甲州アルプスオートルートチャレンジレース」という大会の目印らしい。ちょっと分かりにくいルート箇所でこの青いテープには助けられた。
破魔射場丸(ハマイバ丸)まで来ると人が一気に増えてきた。みんな湯ノ沢峠からのピストンのようだ。
日帰り装備の人ばかりの中で、テン泊装備の私達は色んな人にどこまで行くのかを聞かれ、途中1泊して牛ノ寝を下ることを伝えると、水場の事や天候の事など色々心配されたが、私達はそんなに頼りなく見えるのか・・・
湯ノ沢峠に着くと駐車場とトイレ、手入れのされた避難小屋があった。避難小屋泊まりもちょっと考えたがせっかくなら景色の良いところで宴会したいと地図を見て白谷小丸付近にあたりをつけた。
少し下がったところにある水場で各々水を補給し本日最後のひと登り。目的の白谷小丸に着くと大当たり!!景色最高の極上の幕場だった。
テントを設営して宴会スタート、夕食はやっちゃん特製のトマトリゾットを美味しく頂き、おしゃべりも弾み楽しい夜は更けていく。
【10月27日】
二日目は綺麗な朝焼けが見られ、今日は富士山を眺めながらのルートなのでこれは景色が期待できるとウキウキしながらスタート。苔むした樹林帯を超えると黒岳へ、さらに進むと縞枯れ現象の林が出てくる。一見寂しい感じもするが、縞枯れ現象は山の自浄作用とも考えられているらしい。
縞枯れの林を抜け、草紅葉の道を一登りすると牛奥ノ雁ケ腹摺山へ。
牛奥ノ雁ケ腹摺山は秀麗富嶽十二景も選ばれていて、山頂からは富士山の他、南アルプス、奥秩父の山々を望むことができる・・・はずだったのに、山頂手前で雲がどんどん出てきて山頂につくと真っ白に・・・まったく景色が見られず残念。因みに牛奥ノ雁ケ腹摺山は日本一長い山名としても有名です。
すっかりガスの中の歩きとなり景色を楽しむことはできないが、小金沢山へ続く笹原の道は美しく、高低差も殆どないので歩きやすい。
今回の最高地点2,014mの小金沢山を越えて石丸峠へ、ここから今回の山行の目的、牛ノ寝通りを下る。
この牛ノ寝通りがとにかく長かった…。最初は「紅葉きれいだねー」と3人でキャッキャ言いながら歩いていたが、歩いても歩いてもなかなか高度が下がらない、長くなだらかな道を歩き続けていくうちに、だんだん3人とも無口になり黙々と歩く。
4時間半かけて小菅の湯へ到着。当初は小菅の湯までタクシーを呼んで車回収の予定だったが、丁度大月駅行きバスに乗れたのでバスで大月駅まで行き、大月駅からタクシーで桜森林公園へ行き車回収し山行終了となった。
当初の目的は牛ノ寝通りの紅葉だったが、10月になっても温かい気候が続いた為、思っていたほどの紅葉を見ることはできなかったものの、滝子山~小金沢山までのルートは、いくつものピークを越えるたびに山相が変化し飽きることなく山歩きを楽しむことができた。
次は紅葉ピークの天気の良いときにもう一度歩いてみたいと思う。お付き合いいただいた青木さん、やっちゃんありがとうございました。
【10月26日】 | 桜森林公園(6:30) → 滝子山(9:30) → 破魔射場丸(12:30) → 大蔵高丸(13:20) → 湯ノ沢峠(14:00) → 白谷小丸(幕場)(15:00) |
【10月27日】 | 幕場(6:00) → 牛奥ノ雁ケ腹摺山(7:00) → 石丸峠(9:00) → 牛ノ寝通り~小菅の湯(14:10) |