去年から山スキーを始めた聖さんとリハビリ中のハギーに加え今年の大量降雪ですっかりスキー熱に侵されたオギさんも参加してくれた。加えて山スキーを見据えて、朴さんと甘ちゃんがゲレンデスキーで同行することになった。
まずは初日の根子岳、奥ダボスのリフトトップで写真を撮り、慣らしを兼ねて6人でゲレンデを滑ってみる。
少し固いゲレンデの急斜面にブランクの長い朴さんは少々てこずりつつも無難に滑り降りる。再度奥ダボスのリフトトップにまで行ったところで、山スキー組とゲレンデ組に別れてハイクアップを開始する。今年からスノーキャットの運航もやめたとのことで山頂に向かう人は例年より少ないようだ。雪も十分で気温も低い、今年は滑りも期待できそうだ。景色を楽しみながら4人でのんびり山頂を目指す。これといった難所もなく2時間半ほどで根子岳山頂に到着した。天気も良く明日行く四阿山も目の前に、反対には北アルプスが一望だ、風もそれほど強くないので、長めの休憩を取ったあとシールオフして滑走開始。予想通り雪は滑りやすい、量も十分だ、一気に山頂の樹林帯をトラバースし北西斜面へと向かう。やはり来る人が少ないようで斜面はほとんどノートレースだ、思い思いのラインで200mほど落とし、避難小屋を目指してトラバース気味に落としハイクアップのルートに戻り、あとはゲレンデを滑り降りて初日は終了とした。
ゲレンデ組はしっかり一日券で粘って(おそらく二日分滑ってるのでは？(笑))帰還。宿で絶品フルコースディナーと宴会で盛り上がり就寝となった。
2日目、四阿山組は6時に朝食を済ませ(朝食は自家製パンと手作りジャムが食べ放題！)、ゲレンデ組に車を1台預け、4人で四阿山に向かう。7時半頃に登山口に到着。例年だとこの時間はすでに多くの車が停まっているのだが今年は少ないようだ。登山口からの別荘地への道もしっかり雪があり、駐車場から問題なくハイクアップができる。だだっ広い牧場を抜け里宮分岐までは登山道を利用する。里宮分岐からは少し東側の傾斜の緩い斜面を選んでラッセルでハイクアップする。2,100mくらいの岩場の手前で登山道に合流し、山頂手前の適地にスキーをデポして山頂へと向かった。
昨日とはことなり山頂部はガスで眺望は皆無・・・ガスは濃くないので滑りには影響なさそうだ。むしろ気温が抑えられて滑るにはいいコンディションということで、ピークを踏んだらすぐに滑走である。軽いドライパウダーのメロウな斜面で思う存分ツリーランを満喫。いつもながら滑走の気持ちよさで写真を撮るのもすっかり忘れる・・・。当初狙っていた1,700m付近より少し上から西側にトラバースしていくとうまい具合に牧場の北東端に出ることができた。あとは有刺鉄線に気を付けて駐車場まで降りるのみである。13時半くらいには到着となり、待ち合わせ場所のお風呂でゲレンデ組と合流し無事終了となった。この山域は5年ほど続けて来ているが今年が一番良かったように思う。今年は雪がたっぷり長いスキーシーズンになりそうで楽しみだ。参加してくれた皆さんありがとうございました。